大雨のとき、「うちの近くの川は、いま、どのくらい危ないんだろう?」と、心配になったことはありませんか?川の水位は、見に行くと危険です。でも、スマホで、洪水の危険度を、地図で確認する方法があります。
それが、「洪水キキクル」です。色の見方と、避難を始めるタイミングを、やさしくまとめます。
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水害のリスクは、高まっています
- 2011年から2020年までの10年間で、水害が起きた市町村は、全市町村の97%にのぼります。
- 1時間に50mm以上の大雨が降る回数(全国の年平均)は、2013〜2022年で約328回です。1976〜1985年の約226回と比べて、約1.5倍に増えています。
短い時間に大量の雨が川に流れこむと、急に増水したり、あふれたりする危険が高まります。とくに中小河川は、上流で降った雨が集まるまでの時間が短く、短時間で水位が急に上がりやすいので、周辺に住む人は、逃げ遅れないように注意が必要です。
「洪水キキクル」って、なに?
「洪水キキクル」は、大雨による河川の洪水災害の危険度を、5段階の色に分けて、地図上に示したものです。インターネットにつながるスマートフォンやパソコンがあれば、いつでも、どこからでも見られます。色を見るだけで、「どの場所で、どのくらい危険が高まっているか」がわかります。
- 危険度の情報は、10分ごとに更新されます。
- 最大3時間先までの予測を、確認できます。
ほかのキキクルとの使い分け
- 土砂キキクル: 大雨による、土砂災害の危険度
- 浸水キキクル: 短時間の強い雨による、浸水害の危険度
- 洪水キキクル: 河川の洪水災害の危険度
- 大雨キキクル: 浸水キキクルと洪水キキクルを、1つの画面で確認できる
色が出たら、いつ避難する?
「災害切迫」を意味する黒が出ると、重大な洪水がすでに起きている可能性が高く、命の危険が迫っている状況です。黒が出るのを待たずに、早めに避難しましょう。
- 高齢者や幼い子どもがいる家庭: 遅くとも、「警戒」を示す赤が出た段階で、自分で判断して、早めに避難します。
- そのほかの人: 遅くとも、「危険」を示す紫が出た段階で、自分で判断して、早めに避難します。
テレビやラジオで、注意報や警報が出たときや、急に激しい雨が降ったときは、キキクルにアクセスして、最新の情報を確認しましょう。
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危険度が高まったら、すぐに知らせてくれる「プッシュ型通知」
民間の事業者と連携して、あらかじめ登録した地域で、危険度が高まったときや警報が出たときに、スマートフォンに自動で知らせる「プッシュ型通知サービス」を提供しています。LINEヤフー、日本気象、アールシーソリューション、ゲヒルン、島津ビジネスシステムズの5事業者が提供していて、アプリをダウンロードして、地域を登録すれば、無料で使えます。
- 危険度が高まっていることを、いち早く知ることができます。
- 離れて暮らす家族に、避難を呼びかけることもできます。
- 何も起きていない平時のうちに、登録しておきましょう。
いざというときに備えて
- ハザードマップを確認する。浸水が想定される区域や、指定緊急避難場所、大雨で冠水して車が水没するおそれのある場所などが載っています。自治体のサイトや、「ハザードマップポータルサイト」で見られます。
- 避難行動判定フローを確認する。避難は、学校や公民館に行くことだけではありません。住んでいる地域や状況、人によって、方法は異なります。「避難行動判定フロー」で、とるべき行動を確かめられます。
「自らの命は自らが守る」という意識を、一人ひとりが持つことが大切です。
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出典
- 政府広報オンライン「洪水災害から命を守ろう!さらに便利になった『洪水キキクル』活用法」(2026年6月10日掲載)(2026年10月25日に確認)
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