天気予報で「大雨のおそれ」と聞いたとき、いつ、どの情報を見ればいいか迷いませんか?
新しい防災気象情報では、「心構えを高める情報」と「避難を判断する情報」がはっきり分かれています。ここでは、大雨の前から見ておきたい4つの情報を、見るタイミングといっしょに整理しました。
まずは「心構え」の情報から。早期注意情報と時系列情報
早期注意情報(警戒レベル1)は、5日先までの「警報級の現象が起こる可能性」を、[高]と[中]の2段階で知らせる情報です。定時の天気予報に合わせて、毎日5時・11時・17時の1日3回発表されます。
大雨・土砂災害・高潮で[高]や[中]が出ているときは、レベル3以上の情報が出るような現象が起こるかもしれません。最新の気象情報に気をつけて、心構えを高めておきましょう。
時系列情報は、明日までの警報などの見通しを知らせる情報です。毎日5時・11時・17時・23時の1日4回発表されます。市町村ごとに、明日までにレベル3やレベル4の情報が出そうかどうかが分かるので、明日の行動計画を立てるときに役立ちます。
- 見通しが大きく変わったときは、定時以外にも修正されます
- 急に天気が変わると、見通しと実際の発表が合わないこともあります

「避難の判断」に使う情報。キキクルと気象防災速報
キキクルは、大雨のときに、危険度が高まっている地域を地図で確認できる情報です。色は、黄色が「注意」、赤色が「警戒」、紫色が「危険」です。種類は3つあります。
- 大雨キキクル:大きな河川以外の川の氾濫と、低地の浸水の危険度を重ねて表示します。「大雨」の情報に対応しています
- 洪水キキクル:川の氾濫の危険度を示します
- 土砂キキクル:土砂災害の危険度を示します。表示のしかたは、これまでと同じです
気象庁のサイトでは、洪水キキクルと浸水キキクルも、切り替えて見ることができます。川の氾濫と低地の浸水を分けて確かめたいときに使いましょう。
もうひとつの気象防災速報は、顕著な現象が起きている、または起きかけているときに、速報で知らせる情報です。線状降水帯が発生するおそれがあるときや、記録的な大雨になっているとき、竜巻が発生したときなどに発表されます。発表されると、テレビの速報スーパーなどでも伝えられます。
土砂キキクルは、色の出方が少し変わりました
土砂キキクルは、これまでと見え方の傾向が変わっています。
- 警戒(赤色)の判定が狭くなり、注意(黄色)から危険(紫色)に変わるケースが多くなります
- 4〜6時間先にレベル4相当の基準に達すると予想して、レベル3土砂災害警報が出たときは、赤色が出ていないことがあります
赤色が出ていなくても、レベル3土砂災害警報が出たら、まもなくレベル4が出る可能性が高い状況です。早めの避難を心がけましょう。

見るタイミングの目安
4つの情報は、役割がちがいます。早期注意情報と時系列情報は、心構えを高めて、事前の準備を考えるために使います。キキクルと気象防災速報は、避難を判断したり、背中を押したりするために使います。
| 情報 | 使いどころ | ひとこと |
|---|---|---|
| 早期注意情報 | 数日先の見通しを知る。心構えを高める | 5日先まで。1日3回 |
| 時系列情報 | 明日までの行動計画や準備を考える | 1日4回。修正されることも |
| キキクル | 自分のいる場所の危険度を見て、避難を判断する | 黄色・赤色・紫色 |
| 気象防災速報 | 顕著な現象を、速報で知る | テレビの速報でも伝えられる |
市町村から避難指示などが出ていなくても、レベル4やレベル3にあたる情報が出たら、キキクルや河川の水位情報を見て、自分で避難を判断しましょう。
情報は、どこで確認できる?
- 気象庁のサイト:各レベルの情報の発表状況を確認できます
- テレビの速報スーパー
- 市町村の防災行政無線やメール配信サービス
- 民間事業者の防災情報サービス
キキクルの危険度が変わったことを、スマートフォンに通知してくれるサービスも、民間事業者から提供されています。

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出典
- 気象庁「新たな防災気象情報について(令和8年~)」(2026年10月21日に確認)
- 国土交通省水管理・国土保全局、気象庁「防災気象情報の改善について」(令和8年4月更新)(2026年10月21日に確認)
- 気象庁「よくある質問(FAQ)」(令和8年4月10日)(2026年10月21日に確認)
