家族の声で電話がかかってきた。社長の顔が映ったオンライン会議で、「至急、送金してほしい」と言われた。AIで、本物そっくりの顔や声をつくれる時代に、どう身を守ればよいのでしょうか。
フェイクの画像・動画・音声による詐欺への、考え方と、確認のしかたを整理します。
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見た目や声では、見破れない
本物と見分けのつかない、精巧なフェイクの画像・動画・音声を、いまではだれでも簡単につくれます。見た目や声の「それらしさ」では、本物かどうかを、判断できません。
フェイクが多すぎるために、本物の情報が、フェイクに見えてしまう、「噓つきの配当」という現象が広がることも、心配されています。
重要な依頼は、二重・三重に確認する
次のような依頼を受けたときは、その依頼が本物かどうかを、確認します。
| こんな依頼 | 確認のしかた(例) |
|---|---|
| 機密情報を送ってほしい | いつも使っている、別の連絡手段で、本人に確かめる。 |
| 多額の送金をしてほしい | 電話をかけ直す(相手が知らせてきた番号ではなく、自分が登録している番号に)。 |
| オンライン会議で、急な指示を受けた | 会議のあとで、別の手段で、確認する。上長や、ほかの関係者にも確かめる。 |
| 家族が「困っている」と連絡してきた | あらかじめ決めておいた、家族だけの合言葉を聞く。 |
ここに挙げた確認のしかたは、「二重・三重のチェックを欠かさない」という考え方に沿った、例です。ひとつの連絡手段だけで、信じ込まないことが大切です。
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フェイクの材料を、与えない
フェイクは、本人の顔写真や、声のデータから、つくられます。自分自身、家族、仕事の関係者を模倣した、フェイクの材料になる、顔写真や声を、SNSで、安易に公開しないようにしましょう。
- 顔がはっきり写った写真や、声が入った動画は、公開範囲を見直す。
- 家族や、同僚の写真も、本人の同意を得てから載せる。
まとめ
いまのAIで、本物そっくりのフェイクを、だれでもつくれます。見た目や声では判断せず、お金や機密にかかわる依頼は、別の手段で、二重・三重に確かめましょう。顔写真や声のデータを、SNSに出しすぎないことも大切です。
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出典
- IPA「AI利用者のためのセキュリティ豆知識」(2026年4月2日公開。2026年10月31日に確認)
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