ニュースや解説で、「プロンプトインジェクション」「RAG」「ハルシネーション」といった言葉を見かけて、意味が分からなくなったことはありませんか。
AIとセキュリティの、よく出てくる用語を、やさしい言葉で整理しました。
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AIの基本の用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| AIシステム | AIを組み込んだITシステム。AIを内蔵したソフトウェア。 |
| AIモデル | 主に生成AIの心臓部となるデータ。多量のデータをもとに、機械学習をした結果として得られる。 |
| 機械学習 | 学習データを教科書代わりにして、入力に対して、どう答えるべきかをAIが学ぶ工程。 |
| 生成AI | 自由度の高い入力にもとづいて、多種多様なデータを出力するAI。ChatGPTのような対話型AIが代表。 |
| 大規模言語モデル(LLM) | テキストを受け付けてテキストを出力する、生成AIの心臓部のAIモデルで、非常に大規模なもの。 |
| チャットAI | 自由な文章で、AIと対話できるAIシステム。ChatGPT、Copilot、Gemini、Claudeなどが代表例。 |
| プロンプト | チャットAIに与える、利用者からの入力のこと。 |
| ハルシネーション | 生成AIが、学んだはずの事実とは違う、ウソの回答をつくること。 |
AIの特性を狙った攻撃の用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プロンプトインジェクション | チャットAIの動作を変えてしまうような、特殊なプロンプトを入力する攻撃。主に、応じるべきでない要求を拒否する、安全装置(セーフガード)の回避を狙う。 |
| 間接プロンプトインジェクション | AIの利用者ではない第三者が、RAGなどを通じて、AIが読むデータの中に、不正なプロンプトを混ぜ込む攻撃。AIの利用者にも、警戒が必要。 |
| データポイズニング | 機械学習のデータに、攻撃者の意図に沿った不適切なデータを混ぜて、AIモデルの不正な動作を狙う攻撃。一般の利用者が気にする必要は、通常はない。 |
| 敵対的サンプル攻撃 | AIの出力が想定外の異常な結果になるように、特別に選んだ入力を与える攻撃。簡単に実行できる攻撃ではない。 |
AIの仕組みの用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| RAG(ラグ) | AIが知らないことを、外部のシステムで検索して、プロンプトの一部に取り込んで参考にする仕組み。検索結果は、一般には利用者から見えない。 |
| ディープラーニング | ディープニューラルネットワークを設計して、機械学習する技術や理論の総称。生成AIも、その成果のひとつ。 |
| ニューラルネットワーク | 人間の脳の神経網をヒントにした、模擬的な神経網のシミュレータ。脳をそのまま再現しているわけではない。 |
| AGI | 人間と同じように思考できるAI。現在は研究段階。 |
| ASI | 人間を超える超知能の水準に到達したAI。AGIよりも、さらに議論が定まっていない。 |
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覚えておきたい3つ
- ハルシネーションは、AIがウソを答えること。確認が大切です。
- 間接プロンプトインジェクションは、AIが読むページやメールに仕込まれた指示で、AIが誤作動すること。利用者も注意が必要です。
- データポイズニングは、AIを開発する側の問題で、一般の利用者が気にする必要は、通常はありません。
まとめ
用語を知ると、AIのニュースが、読みやすくなります。AIの状況は変化が速いので、新しい用語が出てきたら、公的機関の資料などで確かめましょう。
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出典
- IPA「AI利用者のためのセキュリティ豆知識」(2026年4月2日公開。2026年10月31日に確認)
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