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取引先やサービスから「個人情報が漏えいしました」と連絡が来たら、最初に確かめるのは、漏れた情報の種類です。種類によって、やることが変わります。この記事では、情報別の対処と、漏えいがなくても毎日できる備えをまとめました。
まず確認すること。何が漏れたのか
落ち着いて、サービスからの連絡、公式サイトのお知らせ、サポート窓口の案内で、漏えいした情報の種類を確かめます。そのうえで、情報ごとに対処します。
漏れた情報別の対処
| 漏れた情報 | やること |
|---|---|
| ID・パスワード | そのサービスのパスワードを、すぐに変更します。長く複雑なものにします。同じパスワードを使っている他のサービスも、すべて変更します。 |
| クレジットカード情報 | カード会社に連絡し、不正利用がないかの確認と、利用停止・再発行を相談します。しばらくは、利用明細を定期的に確認します。 |
| メールアドレス・電話番号・住所・氏名 | 名簿にされて、詐欺に使われるおそれがあります。突然届くメールやSMSは、詐欺と考えて無視し、削除します。リンクは開かず、そこから情報の入力やアプリのインストールをしません。画像に埋め込まれたリンクにも注意します。心当たりのない着払いの荷物は、受け取りません。 |
| 運転免許証などの本人確認書類 | 信用情報機関に、漏えいしたことを本人が申告すると、なりすましによる契約の防止に役立ちます。日本信用情報機構(JICC)、シー・アイ・シー(CIC)、全国銀行個人信用情報センター(KSC)があります。 |
漏えいがなくてもできる4つの備え
1. パスワードは長く、複雑に。使い回さない
1つのサービスで漏れたパスワードは、他のサービスへの不正ログインに使われます。サービスごとに変えるのが基本です。覚えきれないときは、作り方のルールを決める方法があります。たとえば、IPAが紹介する「コアパスワード」や「チョコっとプラスパスワード」です。
2. 多要素認証・パスキーを設定する
多要素認証は、記憶(パスワード)、所持(スマホなど)、生体(指紋・顔)のうち、2つ以上で本人を確かめる仕組みです。IDと1つ目のパスワードが知られても、ログインされにくくなります。設定できるサービスでは、設定しておきます。パスキーに対応したサービスも同じです。
3. 突然のメール・SMSは、まず疑う
突然届くメールやSMSは、基本的に詐欺と考えて、無視します。リンクは開かず、サービスの正規のサイトやアプリを自分で開いて確かめます。
4. 登録する情報を減らす
本当に必要なサービスにだけ、必要最小限の情報を登録します。使わなくなったアカウントは削除します。情報の扱いは、利用規約とプライバシーポリシーで確かめます。
対処の順番
備えのひとつ。セキュリティソフトを使う場合
漏えいした情報は、なりすましのメールや、偽のサイトへの誘導に使われることがあります。パソコンやスマホにセキュリティソフトを入れておくと、不審なサイトや不正なプログラムに気づきやすくなります。ただし、ソフトを入れても、サービス側からの情報漏えいそのものを防げるわけではありません。パスワードの管理や多要素認証と、あわせて使います。
選ぶときは、次の点を、販売元の公式ショップで確認します。
- 使っている端末(パソコン、Mac、スマホ、タブレット)に対応しているか
- 何台まで入れられるか
- 更新するときの料金と、期間
- 無料体験や、返金の条件があるか
| 製品 | 販売元 | 公式ショップ |
|---|---|---|
| ノートン 360 | ノートンストア | ノートンストアで見る |
| ESET HOME セキュリティ | キヤノンITソリューションズ | キヤノンITSオンラインストアで見る |
| ウイルスバスター クラウド | トレンドマイクロ | トレンドマイクロ・オンラインショップで見る |
料金や対応機種は変わることがあります。購入前に、各ショップの最新の案内を確認してください。
最近の漏えいを確認する
2026年9〜10月に公表された事例は、2026年10月の情報漏えい一覧にまとめています。自分が使っているサービスが載っていないか、確認してみてください。
困ったときの相談先
被害への対処や、日頃の備えに不安があるときは、IPAの情報セキュリティ安心相談窓口に、電話かメールで相談できます。
出典
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「自分の個人情報等が漏えいした際の『対処』と『日頃の対策』」(2026年10月26日掲載)
- IPA「不正ログイン対策特集ページ」
