生成AIは何に使う?リスクをどう感じる?日本と海外の調査で見る使い方と注意点

生成AIは何に使う?リスクをどう感じる?総務省の白書で見る使い方と注意点

生成AI、みなさんは何に使っていますか?「調べもの」「文章を整える」「翻訳」……いろいろありそうですよね。

総務省の令和8年版 情報通信白書(2026年7月)には、日本の人たちがAIを何に使っているか、どんなリスクを感じているか、使うときに何に気をつけているか、というアンケート結果が載っています。ポイントを見てみましょう。

どんな場面で使われているの?

AIの利用目的(利用シーン)で、「定期的に利用している」と「過去に何度か利用したことはある」の合計がいちばん高かったのは、日本も、ほかの3か国(米国・ドイツ・中国)も、情報の理解でした。日本では、そのあとに文書作成や校正、翻訳が続いています。

日本でAIを使う場面の上位

また、日本は「利用する必要がない」と答えた割合が、どの目的でも他の3か国より高い一方、「ぜひ利用してみたい」「条件によっては利用を検討する」と答えた割合は比較的高かったそうです。AIがもたらす便益や、リスクが適切に管理された具体的な使い方が知られていけば、AI利用が進んでいく可能性があります。

若い世代は「相談」にも使っている

年齢別に見ると、どの目的でも、15歳〜19歳と20歳〜29歳を中心に、若い世代ほど「定期的に利用している」割合が高めでした。特に、翻訳と、学習・教育支援は、15歳〜19歳で目立って高いそうです。

日常の行動や判断にかかわる相談に定期的に使う人は、15歳〜19歳と20歳〜29歳で2割を超えました。専門家にするような相談に使う人も、15歳から39歳までの各年齢層で15%を超えています。白書では、若い世代を中心に、相談目的のAI利用が広まりつつあることがうかがえる、とまとめられています。

AIのリスク、どう感じている?

AIの利用に関するリスク意識を聞いたところ、日本では、「実在する人物の精巧なフェイク映像や音声、実在しない景色や人物などの画像を本物であると思ってしまう」ことを「非常にリスクだと感じる」「どちらかと言えばリスクだと感じる」と答えた人の合計がいちばん高くなりました。

AI利用のリスク意識で最も高かったのはフェイクを本物と思うこと

どのリスク項目も、2024年度の調査より割合が上がり、「わからない」と答えた割合は下がっています。白書では、AIの利用が広まるにつれて、リスクへの意識や認識も広がっている可能性があります。フェイクを本物だと思ってしまうリスクがいちばん高い傾向は、他の3か国でも同じでした。

使う人は、何に気をつけている?

生成AIを使ったことがある人に、AIを適切に使うために気をつけていることを聞いたところ、日本では「生成内容が正しいか、他の方法で確認している」がいちばん多く、次が「生成内容の根拠や判断理由を確認している」でした。

AIを適切に利用するために気を付けていること

他の3か国では、内容の正確さの確認に加えて、「入力データに配慮している」「著作権等の知的財産権に配慮している」と答えた割合も比較的高い傾向でした。白書では、AI利用が進んだ国では、使うときに気をつけるポイントも広がりつつある可能性があります。

まとめ

  • AIの使い道は、情報の理解がいちばん。日本では文書作成・校正、翻訳が続く
  • リスクは「フェイクを本物と思ってしまう」ことを感じる人が最も多い
  • 使う人は「内容が正しいか、他の方法で確認する」ことを心がけている

AIの答えは、そのまま信じず、確かめてから使う。これが基本ですね。入力する情報や、著作権についても、あわせて確認しておきましょう。

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