★ 2026-10-31 情報漏洩

クラウドAIに営業秘密を入れてはいけない理由。入れる前に確かめる3つのこと

クラウドAIに営業秘密を入れてはいけない理由。入れる前に確かめる3つのこと

会社の資料や、お客さまの情報を、そのままチャットAIに貼りつけて、「要約して」と頼む。便利ですが、その内容は、どこへ行くのでしょうか。

クラウド型のチャットAIに、営業秘密を入れてはいけない理由と、入れる前に確かめることを整理します。個人の情報や家族の情報にも、同じ考え方が当てはまります。

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入力した内容は、運営会社に渡る

入力した内容の行き先入力した内容の行き先 運営会社へ入力が渡る 学習に使うことも将来のAI改良のため 他の人に話す可能性理屈の上ではIPA | 一情多楽

インターネット経由で使う、クラウド型のチャットAIに、営業秘密を話すと、AIの運営会社に、その営業秘密が渡ってしまいます。

  • 運営会社が、やりとりを、将来のAI改良のための学習データとして、流用する場合があります。
  • 自社の営業秘密を学習したAIが、その内容を、ほかの利用者に話してしまう可能性が、理屈の上ではあります。

従業員のAI利用の実態(調査の例)

AIツールへの情報漏えいの実態として、LayerX Security社の調査が、IPAの資料で紹介されています。

従業員のAI利用従業員のAI利用(調査の例) 67%個人アカウントで使用 77%データを貼り付け 32%生成AIが受け皿IPA(LayerX Security社調査) | 一情多楽
調べた内容割合
個人アカウントで、生成AIツールを使っている従業員67%
生成AIツールに、データを「貼り付け」している従業員77%
会社から個人利用のサービスに「貼り付け」されるデータのうち、生成AIツールが受け皿になっている割合32%

会社が許可していない、個人のAIアカウントで、仕事のデータを入れる使い方を、「シャドーAI」と呼びます。気づかないうちに、情報が外に出てしまうおそれがあります。

入れる前に確かめる3つのこと

  1. サービスの規約:入力した内容を、学習に使うか、どう保存するか。
  2. 利用時の設定:入力を保存しない、学習の対象から外す、という設定ができるか。くわしくは、ChatGPTのデータ管理。学習に使われない設定、書き出し、削除などをご覧ください。
  3. 会社のルール:仕事で使ってよいAIか、入れてよい情報の範囲はどこまでか。
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AIに入れないほうがよい情報の例

種類例
会社の情報営業秘密、取引先との契約、未発表の計画、社内の資料
お客さまの情報氏名、住所、電話番号、メールアドレス、購入履歴
自分や家族の情報マイナンバー、口座番号、パスワード、健康に関する情報
ログイン情報IDとパスワード、認証コード
入れる前の3つの確認入れる前の3つの確認 規約学習・保存の扱い 設定学習から外せるか 会社のルール入れてよい範囲IPA | 一情多楽

どうしても使いたいときは

  • 固有名詞や数字を、伏せたり、ダミーに置き換えたりして入力する。
  • 会社が契約している、業務用のAIを使う(サービスの規約と設定を確かめたうえで)。
  • AIの答えは、ウソを含むことがあるので、そのまま使わず、確認する。

まとめ

クラウドAIに入れた情報は、運営会社に渡ります。営業秘密や個人情報は入れない。入れるなら、規約と設定を確かめ、会社のルールに従う。これが基本です。

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出典

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