★ 2026-10-31 情報漏洩

AIを使った攻撃への備え。撃退法は従来どおり、基本の対策

AIを使った攻撃への備え。撃退法は従来どおり、基本の対策

「AIを使ったサイバー攻撃が増える」と聞くと、不安になりますよね。でも、実際のところ、どうなのでしょうか。

AIで、システムの弱点(脆弱性)を探す技術は、少しずつ発達しています。いまのAIの得意なことと、できないこと、私たちが続けたい対策を、整理します。

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いまのAIが得意なこと

いまのAIが得意なこといまのAIが得意なこと よくある弱点粘り強く探せる SQLインジェクションXSSなど攻撃を手助け典型的な攻撃IPA | 一情多楽

サイバー攻撃は、ITシステムの弱点を狙った、不正アクセスから始まります。いまのAIは、SQLインジェクションや、XSSのような、一般的でよくあるタイプの弱点を、粘り強く探し出せる能力をもっています。そのため、典型的なサイバー攻撃が、AIの悪用によって、手助けされるおそれがあります。

いまのAIが、まだできないこと

一方で、いまのAIは、高度で、想定外と言えるような弱点を見つけ出せる水準には、到達していません。

AIが探知した弱点の範囲

アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)が開いた、2年越しのコンテストで、AIが最終的に探知した弱点は、主に、次のような範囲に収まるとされています。どれも、従来から知られている、典型的な弱点です。

探知された弱点は従来のもの探知された弱点は従来のもの 上位はXSSなど典型的な弱点 従来から知られる新種ではない コンテストDARPA(2年越し)IPA | 一情多楽
順位弱点の種類
1クロスサイトスクリプティング(XSS)
2境界外書き込み
3SQLインジェクション
4クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
5パストラバーサル
6境界外読み取り
7OSコマンドインジェクション
8解放済みメモリの使用(Use After Free)
9認可の欠如
10危険なタイプのファイルの無制限アップロード
11コードインジェクション
12不適切な入力検証
13コマンドインジェクション
14不適切な認証
15不適切な権限管理

上の表は、典型的な弱点の一覧(CWEの順位)です。

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だから、撃退法は「従来どおり」

対策は従来どおり対策は従来どおり 更新するOS・アプリ 多要素認証パスワードを分ける リンクを押さない基本の徹底IPA | 一情多楽

AIが扱える弱点が、従来のものと変わらないということは、従来のセキュリティ対策が有効ということです。基本の対策を、しっかり続けましょう。

  • OSやソフト、アプリを、最新の状態に更新する。
  • パスワードを使いまわさず、多要素認証を使う。
  • メールやSMSのリンクを、安易に押さない。
  • サイトを運営している場合は、公開しているアプリの点検と、修正プログラムの適用を行う。

事業者向けの点検は、情報漏えいを防ぐ事業者の点検リスト。IPAが示した3つの点検と対策の記事にまとめています。

まとめ

AIは、よくある弱点を探すのが得意ですが、高度で想定外の弱点までは、まだ見つけられません。だから、対策は従来どおり、基本の徹底が有効です。ただし、AIの状況は変わるので、新しい情報にも、目を向けておきましょう。

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出典

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