★ 2026-11-04 防災・備え

急な大雨で川は10分で増水。水辺・アンダーパス・地下が危ない理由

急な大雨で川は10分で増水。水辺・アンダーパス・地下が危ない理由

川遊びやキャンプの最中、空は晴れているのに、急に川の水が増えてきた。そんな話を聞いたことはありませんか?

夏から秋にかけての「急な大雨」は、降りはじめてから、わずか10分ほどで、川や道路が危険になることがあります。起きやすい災害と、事例から学べること、確かめておきたい情報を、まとめます。

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「急な大雨」は、どうして危険なの?

発達した積乱雲がもたらす大雨は、雷をともなって、短い時間に、狭い範囲で、激しく降ります。降りはじめから、10分ほどで、次のような災害が起きることがあります。

急な大雨で起きること皿な大雨で起きること 短時間・狭い範囲雷をともなって、激しく降る 10分で増水降りはじめから10分ほどで、中小河川が増水することも アンダーパスの冠水低い土地や地下の道路が先水する | 一情多楽
  • 中小の河川が増水する
  • 低い土地や、道路のアンダーパス(線路や道路をくぐる地下の部分)が冠水する

また、川の上流で降った大雨で、川の水が急に増えて、大雨が降っていない下流で、水の事故が起きることもあります。おだやかな小川が、急に激しい流れに変わります。

過去の事例から学ぶ

川の水位は、10分で1m30cm上昇

2008年7月28日、兵庫県神戸市の都賀川で、遊びに来ていた児童ら5人が、増水した川に流されて亡くなりました。上流で降った大雨で、わずか10分の間に、川の水位が1m30cmも上がりました。

都賀川の増水都賀川の増水(2008年7月28日) わずか10分上流で降った大雨で、川の水が急に増えた 水位が1m 30 cm 上昇10分の間に、これだけ上がった 5人が犠牲に遊びに来ていた児童らが流された | 一情多楽

ほかにも、こんな事故が起きています

  • 2014年8月1日(神奈川県山北町): 中洲のキャンプ場から、増水した川を渡ろうとした車が流されて、母子3人が亡くなりました。
  • 2009年8月19日(沖縄県那覇市): ガーブ川の急な増水で、工事の作業員4人が流されて亡くなりました。
  • 2008年8月5日(東京都豊島区): 下水管の中で、急に水が増えて、工事の作業員5人が流されて亡くなりました。
  • 2008年7月27日(群馬県みなかみ町): 沢遊びをしていた観光客が、急な増水で亡くなりました。
  • 1999年7月21日(東京都新宿区): 地下室に流れこんだ水の水圧で、ドアが開けられず、逃げ遅れた1人が亡くなりました。

川、キャンプ場、下水管、地下室。水の近くや、低い場所、地下にいるときに、事故が起きていることがわかります。地下に水が流れこむと、逃げられなくなります。

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積乱雲が近づくサインに気づいたら

次のような変化を感じたら、積乱雲が近づいているサインです。まもなく、激しい雨と雷がやってきます。

  • 真っ黒い雲が近づいてきた
  • 雷の音が聞こえてきた
  • 急に冷たい風が吹いてきた

川や沢など、水辺にいる場合は、雨が降りはじめる前に、サインを見つけて、速やかに安全な場所に避難しましょう。あなたのいる場所で、雨が降っていなくても、上流で降った雨で、増水することがあります。

出かける前と、外での確認のしかた

  • 天気予報の言葉: 「雷を伴う」「大気の状態が不安定」などの言葉があったら、天気の急変に備えましょう。
  • 降水ナウキャスト: 降水の状況を1時間先まで予測した分布図で、5分または10分ごとに更新されます。屋外にいるときは、こまめに確認しましょう。
  • 情報の入手: 国土交通省の防災情報提供センター、民間の気象事業者、都道府県や市区町村のメール配信などで、スマホやガラケーから、天気の急変の情報を得られます。
水辺と地下で気をつけること水辺と地下で気をつけること 上流の雨雨が降っていない下流でも増水する ナウキャスト降水の状況を、1時間先まで確認する 地下は逃げにくい水が流れこむと、ドアが囲けられなくなる | 一情多楽

単独の積乱雲による激しい現象は、30分から1時間くらいで弱まることが多いので、ナウキャストで状況を確かめながら、安全な場所で、過ぎるのを待ちましょう。

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出典

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