★ 2026-11-04 防災・備え

乳幼児や高齢者のいる家庭の備蓄リスト。4人家族の量の目安と備え方

乳幼児や高齢者のいる家庭の備蓄リスト。4人家族の量の目安と備え方

防災グッズをそろえようとしたとき、「うちは赤ちゃんがいるけれど、何を、どれくらい用意すればいいの?」「高齢の親と同居しているけれど、特別な備えは?」と、迷ったことはありませんか?

東京都の「今やろう防災アクション」には、「夫婦と乳幼児1人、高齢の女性1人」の4人家族を例にした、備蓄の量の目安が載っています。それをもとに、乳幼児や高齢者のいる家庭の備えを、整理しました。

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備蓄の基本は「日常備蓄」と「1週間」

大きな地震が起きると、電気、ガス、水道が止まり、物の届くのが遅れると考えられます。自宅が無事なら、多くの人が、そのまま自宅で生活することになります。だから、自宅で生活するために必要なものを、ふだんから備えておくことが大切です。

日常備蓄と1週間の備蓄備蓄の2つの考え方 日常備蓄ふだん使うものを、少し多めに買い、古いものから使う 少なくとも1週間支援が届くまで、誰にも頼らず暮らせる量 | 一情多楽
  • 日常備蓄: ふだん使っている食品や日用品を、少し多めに買っておく考え方です。なくなる前に買い足して、古いものから使います。特別なものを用意する必要はありません。
  • 1週間は、誰にも頼らず暮らせるように。インフラが止まると、行政も、すぐには動きにくくなります。支援が届くまで、少なくとも1週間は、自分たちで暮らせる備えをしましょう。

「家庭内避難」と「家庭外避難」で、備え方がちがう

  • 家庭内避難(在宅避難): 自宅で避難生活を送ります。日常備蓄したものを使います。
  • 家庭外避難: 自宅に住めなくなって、避難所で暮らします。命を守ることが最優先で、持ち出せるのは、必要最低限のものだけです。そのために、「非常用持ち出し袋」が必要です。

乳幼児や高齢者のいる家庭は、とくに「多めに」

乳幼児や高齢者のいる家庭では、おむつや常備薬など、生活に欠かせないものを、ふだんから多めに備えましょう。病気の人、療養食が必要な人、アレルギーのある人がいる家庭も、同じです。ミルクや常備薬は、震災のあとは、すぐには手に入りません。

避難所での体験談から

東日本大震災のとき、ある大学で、乳幼児と母親のために、別の部屋を開けた方の体験談があります。大人用の水や食料は配られましたが、乳幼児に必要なものは、予測できていなかったものもあった、といいます。

  • お湯: ミルクをつくるために必要でした。
  • 寝かせる場所: 用意した簡易ベッドは、高さがあり、乳幼児が落ちる危険があったため、体育用のマットに変えました。
  • 寒さ対策: 毛布が少なく、暖房で対応したそうです。電気が通っていなかったら、受け入れられたかどうか、と振り返っています。
避難所の体験談から避難所での体験談から ミルク用のお湯ミルクをつくるのに、お湯が必要だった 落ちない寝床高い簡易ベッドは危険。マットに変えた 寒さ対策毛布が少なく、暖房で対応した | 一情多楽

4人家族の「備蓄ユニット」の例

東京都の参考例は、父(40歳)、母(36歳)、子(11か月・卵アレルギーあり)、祖母(70歳)の4人家族です。次の量は、あくまで参考です。各家庭に合わせて、自分たちで考えて、そろえましょう。

みんなで使うもの

  • 水(飲料用、調理用): 2リットル × 12本
  • カセットコンロ1台、カセットボンベ6本
  • 簡易トイレ: 約30回分
  • 懐中電灯2個、乾電池、手回し充電式などのラジオ
  • 携帯電話の予備バッテリー3個(携帯電話の台数ぶん)
  • 大型ビニール袋・ゴミ袋 各30枚、ラップ1本、トイレットペーパー12ロール、使い捨てカイロ10個

食品

  • 主食: 無洗米5キロ、レトルトご飯6個、乾麺1パック、即席麺3個
  • 主菜: 缶詰(さばのみそ煮、野菜など)各6缶、レトルト9パック
  • 野菜ジュース9本、飲料(500ミリリットル)6本、チーズ、かまぼこなど

乳幼児のぶん(日常使いでキープ)

  • スティックタイプの粉ミルク: 約20本(アレルギー対応)
  • 離乳食: 1週間分以上(アレルギー対応)
  • おしり拭き: 1パック
  • おむつ: 約70枚

高齢者のぶん(日常使いでキープ)

  • おかゆなどのやわらかい食品、高齢者用の食品: 1週間分以上
  • 常備薬(処方薬): 1か月分
  • 補聴器用の電池6個、入れ歯洗浄剤 約30錠
乳幼児と高齢者の備蓄の例乳幼児と高齢者の備蓄の例乳幼児粉ミルク約20本、離乳食1週間分以上、おむつ約70枚、おしり拭き1パバック高齢者やわらかい食品1週間分以上、常備薬1か月分、補聴器の電池、入れ歯洗浄剤 | 一情多楽
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備蓄のポイント(一部)

  • 冷蔵庫は、食料の備蓄庫です。冷凍庫のものから食べ始めて、次に冷蔵庫、そのほかの食品の順に食べれば、数日は食べつなげます。
  • 生活用水が、最も困ります。お風呂には、常に水を張っておきましょう。集合住宅では、受水槽の水の配分のルールを、決めておきます。
  • オール電化の家は、カセットコンロが必需品です。お湯が使えれば、カップ麺など、多くの食品を食べられます。

非常用持ち出し袋は、玄関の近くなどに

持ち出し袋の中身は、自分にとって必要なものを考えて、決めます。リュックなどに入れて、玄関の近くや寝室、車の中などに置けば、家が壊れても、持ち出せます。乳幼児がいる家庭は、哺乳瓶なども入れておきましょう。紙の証書や印鑑などは、ファスナー付きのビニールケースに入れると、防水にもなります。

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出典

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