夕暮れ時の歩行者事故はなぜ多い?17〜19時に気をつけたい横断のルール

夕暮れ時の歩行者事故はなぜ多い?17〜19時に気をつけたい横断のルール

仕事や学校の帰り道、日が落ちるのが早くなってきましたよね。実は、1日のうちで歩行者が命を落とす事故が多いのは、夕暮れ時なんです。

この記事では、夕暮れ時の事故がなぜ多いのか、歩く人とハンドルを握る人が、それぞれ何に気をつければよいのかを整理します。

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夕暮れ時に事故が多いのは、何時ごろ?

令和3年(2021年)から令和7年(2025年)までの5年間で、時間帯別の死亡事故の件数を見ると、17時台・18時台・19時台の3つが突出しています。日の入りの前後1時間は「薄暮時間帯」と呼ばれ、季節や地域によって時刻は少しずれます。

薄暮時間帯の死亡事故は、8月ごろから増えはじめて、10月から12月にいちばん多くなります。いまの季節は、まさに気をつけたい時期です。

夕暮れ時の死亡事故の特徴夕暮れ時の死亡事故は17〜19時台に集中 17〜19時台死亡事故が突出して多い時間帯 10〜12月薄暮時間帯の死亡事故が最も多い月 横断中が約9割車と歩行者の死亡事故のうち警察庁の統計(令和3〜7年合計) | 一情多楽

夕暮れ時の事故は「横断中」に起きやすい

  • 薄暮時間帯の死亡事故は、「自動車対歩行者」が約半数で最も多く、昼間より割合も高い
  • 車と歩行者の死亡事故のうち、約9割は歩行者が道路を横断しているとき
  • 横断中の死亡事故の約7割は、横断歩道以外の場所で発生
  • 横断歩道以外で亡くなった歩行者のうち、約7割に法令違反があった

(いずれも令和3〜7年の合計です。)

歩行者ができる夕暮れ時の事故対策

横断するときのルールを守る

  • 近くに横断歩道があるときは、横断歩道を渡る。手を上げるなどして、渡る意思を運転者に伝える
  • 道路を斜めに横断しない(距離も時間も長くなって危険)
  • 走っている車、止まっている車の直前や直後を渡らない(左右の見通しがきかない)
  • 歩行者横断禁止の標識がある道路は渡らない

明るい服と反射材、ライトで見つけてもらう

夕暮れ時や夜は、歩く人から車は見えていても、ドライバーからは歩行者が見えにくいことがあります。黒など暗い色の服は特に見えにくいので、明るい色の服を選びましょう。

反射材は、光が来た方向へ強く光を返す素材です。靴や杖、カートに貼るシールやキーホルダー、足首・手首のバンド、たすきなど、いろいろな形があります。反射材が最初から付いている靴や衣類、バッグもあります。ライトを持つのも効果的です。明るい服と反射材を合わせると、さらに見つけてもらいやすくなります。

歩行者の工夫歩行者ができる夕暮れ時の3つの工夫 借断歩道を渡る手を上げて渡る意思を伝える 明るい服を着る 反射材とライト早めに存在を知らせる | 一情多楽

「左から来る車」に気をつける

道路を横断中の死亡事故は、交差点でも、交差点以外でも、左から来る車とぶつかるケースが多めです。特に夜間は、高齢の人がこうした事故に遭うことが多くなっています。

信号のない場所を渡るときは、必ず左右を確認して、余裕をもって渡りましょう。右から来た車が止まってくれても、あわてずに、左から車が来ていないかをよく見てください。夜は、道路照明のあるところなど、できるだけ明るい場所を選ぶのも大切です。

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ドライバーができる夕暮れ時の事故対策

横断歩道は歩行者優先、手前で減速

横断歩道を渡ろうとしている人、渡っている人がいるときは、歩行者が優先です。手前で一時停止して、歩行者の通行を妨げてはいけません。明らかに歩行者がいない場合を除いて、横断歩道の直前で止まれるよう、手前で減速する必要があります。

薄暮時間帯に、信号のない横断歩道で起きた死亡事故を、車の「危険を認知したときの速度」で見ると、時速40〜60kmが多くなっています。横断歩道の手前で、まだ十分に減速できていない様子がうかがえます。

路面にひし形の「ダイヤマーク」があれば、その先に横断歩道か自転車横断帯があります。渡ろうとしている人がいるかもしれないので、速度を落としましょう。

ライトは早めに、速度は昼間より控えめに

夕暮れ時は、人の目が暗さの変化になかなか慣れず、歩行者や自転車の発見が遅れがちです。早めにライト(前照灯)を点灯して、視界を確保するとともに、自分の車の存在も周りに知らせましょう。

夕暮れ時や夜は、速度の感覚が鈍ったり、帰り道を急いだりして、スピードが出やすくなります。昼間より速度を抑えて、慎重に運転しましょう。

ハイビームを上手に使う

ハイビーム(上向き)にすると、ロービーム(下向き)より遠くまで光が届くので、歩行者や自転車を遠くから見つけやすくなります。ただし、ほかの車の目をくらませるおそれがあります。対向車とすれ違うとき、前の車のすぐ後ろを走るときは、ロービームにしましょう。対向車が自転車のときもロービームです。まわりの状況に合わせて切り替えるのがコツです。

ドライバーの工夫ドライバーができる夕暮れ時の工夫 早めにフライト視寄を確保し、存在も知らせる 速度を抑える昼間より慎重に。女り医は急ぎがち ハイビーム活用対向車や前の車がいるときはロービーム | 一情多楽

まとめ:夕暮れ時は「見えにくい」前提で動く

  • 死亡事故は17〜19時台に多く、10〜12月がピーク
  • 歩く人は、横断歩道を使い、明るい服と反射材・ライトで、見つけてもらう
  • 運転する人は、早めにライトをつけ、横断歩道の手前で減速する

制度の内容や手続き、期限は、変わることがあります。最新の情報は、この記事の末尾にある「出典」のリンク先でご確認ください。

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出典

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