★ 2026-10-23 節約・省エネ

電力会社の切り替え、何を確認する?流れと、契約前の9つのチェック

電力会社の切り替え、何を確認する?流れと、契約前の9つのチェック(資源エネルギー庁)

「電気代を、少しでも安くしたい」。電力会社を切り替えようかな、と考えたことはありませんか。

この記事は、資源エネルギー庁の「電力会社の切り替え方法」のページと、「電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!」(エネこれ、2017年12月12日掲載)をもとに、切り替えの流れと、契約の前に確認したいことを、やさしくまとめました。料金プランの比較ではなく、「あとで困らないための確認」が中心です。

なお、エネこれの記事は、公開日時点の内容です。電話番号などは、変わっていることがあります。申し込む前に、公式のページで、確認してください。

切り替えの流れ。申し込み、契約開始。期間は交換工事ありで約2週間、なしで約4日

切り替えの流れは、2ステップ

  1. 切り替え先の電力会社に、申し込む。各社のサービス窓口、電話、サイトなどから申し込みます。いま契約している地域の電力会社への解約の手続きは、消費者の同意にもとづいて、切り替え先の電力会社が行うことができます。
  2. 切り替え先の電力会社との、契約が始まる。具体的な切り替え日は、個別の契約によります。

切り替えにかかる標準的な期間は、スマートメーターへの交換工事が必要な場合は、およそ2週間程度、交換工事が不要な場合は、およそ4日程度です。具体的な日は、切り替え先に確認しましょう。

申し込むときは、電気料金、契約期間、契約解除などの条件の説明と、書面の交付を受けて、その内容を踏まえて、判断しましょう。

電気の小売業者には、「書面」の義務があります

電気・ガスの小売業者には、契約を結ぶときに、原則として、料金をはじめ重要な事項を、書面で渡して説明することが、法律で義務づけられています。契約したあとも、原則として、契約内容を書面で渡すことが義務です。口頭の説明で済まされそうになったら、「書面でください」と伝えましょう。

契約の前に、確認したい9つのこと

電気やガスを切り替える前に、次の9項目を、書面で確認します。不安なことがあれば、事業者に質問しましょう。

  1. 事業者の社名と連絡先をメモして、国の登録事業者かどうかを確認する。インターネットで「登録小売電気事業者一覧」を見られます。電話での確認は、0570-028-555(登録小売電気事業者)です。
  2. いつから、電気が供給されるのか。
  3. 契約期間は、いつからいつまでか。
  4. 契約期間が終わったあとの、契約更新の手続きは、どうなるのか。
  5. 毎月の料金は、いくらか。どうやって算定するのか。
  6. 通常の手続きに加えて、必要な工事などがある場合、負担する費用は、いくらか。
  7. 料金の割引がある場合は、それはいくらか。割引の対象期間は、いつまでか。
  8. 契約期間内に解約する場合の、制約はあるのか。
  9. 解約手数料などは、発生しないのか。発生する場合は、いくらか。
契約前に確認したい9つ。登録事業者、供給開始日、契約期間、更新、料金、工事費、割引、解約の制約、解約手数料

実際にあった、困りごと(国の資料より)

事例1 「この地域のガスは、弊社が担当することになった」と言われた

電力会社やガス会社は、あくまで、消費者の意思で選ぶものです。強制的に変更になった、という説明は、疑いましょう。訪問販売や電話勧誘販売の場合は、契約してしまっても、8日以内なら、クーリング・オフで解除できます。

事例2 「電気代を無料にする方法がある」と言われて、聞いてみたら、太陽光パネルのセールスだった

どういう条件で「電気代が安くなる」のかを、確認しましょう。セット割引が条件で、セットで売られる商品やサービスが、自分に不要なら、はっきり断ります。

事例3 「インターネットと電気のセット割」で契約したが、以前の契約のほうが安かった

夜間に電気をたくさん使う家庭で、前の契約のほうが安いと分かりました。元の電力会社に戻したところ、以前のプランには、再加入できず、結果として、月額1,000円ほど高い料金を払っている、という相談です。

自由化で、さまざまなプランが登場していますが、契約内容を十分に確認しないと、たとえば、オール電化の場合など、思ったほどメリットがなかったり、逆に割高になったりすることがあります。契約を解除すると、違約金が発生することもあります。

そのほか、想定される悪質なケース

  • 「今より安く電気を売るから、1年分の前金を」と言われて払ったあと、連絡がつかない。
  • 契約のときに説明を受けていない費用を、請求された。
  • 解約を申し出たら、法外な解約料を請求された。

相談先

  • 電力・ガス取引監視等委員会:03-3501-5725(平日9:30〜12:00、13:00〜18:30)。悪質な事業者がいたときの連絡先です。
  • 国民生活センター 消費者ホットライン:局番なしの188。
相談先。電力・ガス取引監視等委員会、消費者ホットライン188

切り替える前に、考えたいこと

  • 料金の安さだけでなく、契約期間、解約の条件、割引の期間も、あわせて見る。
  • 自分の電気の使い方(昼が多いか、夜が多いか、オール電化か)に合うプランかどうかを、考える。
  • 電気代を減らす工夫は、契約の切り替えだけではありません。使い方の見直しも、大切です(家庭の省エネ、場所別まとめ)。
  • 訪問や電話で、急かされたときは、その場で決めずに、クーリング・オフの基本も、確認しましょう。

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出典