「電気代を、少しでも安くしたい」。電力会社を切り替えようかな、と考えたことはありませんか。
この記事は、資源エネルギー庁の「電力会社の切り替え方法」のページと、「電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!」(エネこれ、2017年12月12日掲載)をもとに、切り替えの流れと、契約の前に確認したいことを、やさしくまとめました。料金プランの比較ではなく、「あとで困らないための確認」が中心です。
なお、エネこれの記事は、公開日時点の内容です。電話番号などは、変わっていることがあります。申し込む前に、公式のページで、確認してください。

切り替えの流れは、2ステップ
- 切り替え先の電力会社に、申し込む。各社のサービス窓口、電話、サイトなどから申し込みます。いま契約している地域の電力会社への解約の手続きは、消費者の同意にもとづいて、切り替え先の電力会社が行うことができます。
- 切り替え先の電力会社との、契約が始まる。具体的な切り替え日は、個別の契約によります。
切り替えにかかる標準的な期間は、スマートメーターへの交換工事が必要な場合は、およそ2週間程度、交換工事が不要な場合は、およそ4日程度です。具体的な日は、切り替え先に確認しましょう。
申し込むときは、電気料金、契約期間、契約解除などの条件の説明と、書面の交付を受けて、その内容を踏まえて、判断しましょう。
電気の小売業者には、「書面」の義務があります
電気・ガスの小売業者には、契約を結ぶときに、原則として、料金をはじめ重要な事項を、書面で渡して説明することが、法律で義務づけられています。契約したあとも、原則として、契約内容を書面で渡すことが義務です。口頭の説明で済まされそうになったら、「書面でください」と伝えましょう。
契約の前に、確認したい9つのこと
電気やガスを切り替える前に、次の9項目を、書面で確認します。不安なことがあれば、事業者に質問しましょう。
- 事業者の社名と連絡先をメモして、国の登録事業者かどうかを確認する。インターネットで「登録小売電気事業者一覧」を見られます。電話での確認は、0570-028-555(登録小売電気事業者)です。
- いつから、電気が供給されるのか。
- 契約期間は、いつからいつまでか。
- 契約期間が終わったあとの、契約更新の手続きは、どうなるのか。
- 毎月の料金は、いくらか。どうやって算定するのか。
- 通常の手続きに加えて、必要な工事などがある場合、負担する費用は、いくらか。
- 料金の割引がある場合は、それはいくらか。割引の対象期間は、いつまでか。
- 契約期間内に解約する場合の、制約はあるのか。
- 解約手数料などは、発生しないのか。発生する場合は、いくらか。

実際にあった、困りごと(国の資料より)
事例1 「この地域のガスは、弊社が担当することになった」と言われた
電力会社やガス会社は、あくまで、消費者の意思で選ぶものです。強制的に変更になった、という説明は、疑いましょう。訪問販売や電話勧誘販売の場合は、契約してしまっても、8日以内なら、クーリング・オフで解除できます。
事例2 「電気代を無料にする方法がある」と言われて、聞いてみたら、太陽光パネルのセールスだった
どういう条件で「電気代が安くなる」のかを、確認しましょう。セット割引が条件で、セットで売られる商品やサービスが、自分に不要なら、はっきり断ります。
事例3 「インターネットと電気のセット割」で契約したが、以前の契約のほうが安かった
夜間に電気をたくさん使う家庭で、前の契約のほうが安いと分かりました。元の電力会社に戻したところ、以前のプランには、再加入できず、結果として、月額1,000円ほど高い料金を払っている、という相談です。
自由化で、さまざまなプランが登場していますが、契約内容を十分に確認しないと、たとえば、オール電化の場合など、思ったほどメリットがなかったり、逆に割高になったりすることがあります。契約を解除すると、違約金が発生することもあります。
そのほか、想定される悪質なケース
- 「今より安く電気を売るから、1年分の前金を」と言われて払ったあと、連絡がつかない。
- 契約のときに説明を受けていない費用を、請求された。
- 解約を申し出たら、法外な解約料を請求された。
相談先
- 電力・ガス取引監視等委員会:03-3501-5725(平日9:30〜12:00、13:00〜18:30)。悪質な事業者がいたときの連絡先です。
- 国民生活センター 消費者ホットライン:局番なしの188。

切り替える前に、考えたいこと
- 料金の安さだけでなく、契約期間、解約の条件、割引の期間も、あわせて見る。
- 自分の電気の使い方(昼が多いか、夜が多いか、オール電化か)に合うプランかどうかを、考える。
- 電気代を減らす工夫は、契約の切り替えだけではありません。使い方の見直しも、大切です(家庭の省エネ、場所別まとめ)。
- 訪問や電話で、急かされたときは、その場で決めずに、クーリング・オフの基本も、確認しましょう。
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出典
- 電力会社の切り替え方法|資源エネルギー庁(2026年10月16日に確認)
- 電力・ガス自由化 切替え契約時は、ココに注意!|エネこれ(資源エネルギー庁)(2026年10月16日に確認)
