「電気代やガス代を、少しでも減らしたい」。でも、何から始めればいいのか、迷いますよね。
この記事は、資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」にある、家庭の省エネの方法を、場所ごとに、1本にまとめた地図です。年間の節約額の目安も、あわせて載せました。くわしい内容は、それぞれの記事(リンク)で読めます。
金額や電力量は、サイトが示す前提条件での試算です。お住まいの地域や、機器、使い方で変わります。あくまで「目安」として、見てくださいね。

リビング:エアコン・暖房・テレビ
- 暖房の室温は20℃が目安。エアコン(2.2kW)で、外気温6℃のとき、設定温度を21℃から20℃にすると、年間で約1,650円の節約(1日9時間使用)。
- 暖房は、必要なときだけ。1日1時間短縮(設定温度20℃)すると、約1,260円(エアコンの場合)。
- 冷房は、無理のない範囲で、1℃上げる。外気温31℃のとき、27℃から1℃上げると、年間約940円。1日1時間短縮(設定温度28℃)で、約580円。
- フィルターを、月に1〜2回、掃除する。目詰まりしている場合との比較で、年間約990円。
- 厚手のカーテン(床まで届く長いものが効果的)と、室外機の吹出口にものを置かないこと。
- テレビ(50V型・液晶):1日1時間、見る時間を減らすと約895円、画面の輝度を1割下げると約581円。映像モードは、標準やリビングモードに(「ダイナミックモード」は、消費電力が大きい)。
- パソコン:使わないときに電源を切る。1日1時間の短縮で、デスクトップ型は約980円、ノート型は約170円。スクリーンセーバーは、消費電力が下がるわけではありません。
→ 冬の暖房の設定温度、エアコンの電気代を減らすコツ、テレビ・パソコンの省エネ
キッチン:冷蔵庫・調理家電・ガス
| 機器 | 行動 | 年間の節約額の目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫 | 設定温度を「強」から「中」に(周囲温度22℃) | 約1,910円 |
| 冷蔵庫 | ものを詰め込みすぎない(詰め込んだ場合と半分の比較) | 約1,360円 |
| 冷蔵庫 | 壁から適切な間隔で設置 | 約1,400円 |
| 電気ポット | 長時間使わないときは、プラグを抜く | 約3,330円 |
| 食器洗い乾燥機 | 手洗いの場合との比較(給湯器40℃・65L/回・1日2回) | 約6,470円 |
| ガス給湯器 | 食器を洗うときの設定温度を40℃から38℃に | 約1,430円 |
| ガスコンロ | 水1Lを沸かすとき、強火から中火に(1日3回) | 約390円 |
- 冷蔵庫に、熱いものは、さましてから入れる。常温で保存できるものは、入れない。
- 炊飯器のごはんの保温は、4時間までが目安。それ以上なら、電子レンジで温め直したほうが、エネルギーが少なくてすみます。
- 野菜の下ごしらえに、電子レンジを使うと、ガスコンロより光熱費を抑えられます(葉菜は年間約940円、果菜は約1,000円、根菜は約860円)。
- ガスコンロは、鍋底の水滴を拭いてから。平たい底の鍋がおすすめ。炎が鍋底からはみ出さないように。
→ 冷蔵庫の電気代、キッチン家電の省エネ、ガス給湯器・ガスコンロ・掃除機の省エネ

お風呂・トイレ
- お風呂は、間隔をあけずに入る。2時間放置して4.5℃下がった湯(200L)を追い焚きする場合(1日1回)との比較で、年間約6,190円。
- シャワーを、1分短縮する。45℃の湯で、ガス代と水道代の合計、年間約3,210円。シャワーを1分使うと12Lのお湯が流れ、家族4人が4分ずつ使うと、浴槽1杯分とほぼ同じになります。
- 水から沸かすより、お湯をためるほうが、省エネ。浴槽には、必ずフタをする。
- 温水洗浄便座:使わないときにフタを閉める(貯湯式で、年間約1,080円)。暖房便座の温度を、中から弱へ(約820円)。洗浄水の温度を、中から弱へ(約430円)。
洗濯・掃除
- 衣類乾燥機に、自然乾燥を併用する。8時間自然乾燥したあとに、補助乾燥する場合と、乾燥機だけの場合の比較(2日に1回)で、年間約12,230円。ここまでの項目で、いちばん大きい節約額です。
- 洗濯物は、まとめ洗いを。容量6kgの4割を毎日洗う場合と、8割で回数を半分にした場合の比較で、年間約4,510円(電気約180円+水道約4,360円)。
- 洗剤は、適量に。すすぎは、注水すすぎより、ためすすぎで。
- 掃除機は、部屋を片付けてからかける(1日1分短縮で約170円)。ほうきは、使うエネルギーがゼロです。
照明
| 替えるもの | 年間の節約額の目安(年間2,000時間使用) |
|---|---|
| 54Wの白熱電球 → 7.5Wの電球形LED | 約2,883円(電気93.00kWh) |
| 68Wの蛍光灯器具 → 34WのLED照明器具 | 約2,108円(電気68.00kWh) |
| 12Wの電球形蛍光ランプ → 7.5Wの電球形LED | 約279円(電気9.00kWh) |
照明は、汚れで1年間に5〜15%明るさが低下します。こまめに掃除しましょう。

家そのもの:窓と断熱
日本の家庭のエネルギー消費のうち、約30%が暖冷房です。冬の暖房で、室内から逃げる熱の約6割、夏の冷房で、室外から入る熱の約7割が、窓などの開口部からです。今ある窓の内側に、「内窓」を付けて二重窓にすると、複層ガラス窓と同じくらいの断熱性能になる、とされています。夏は、ブラインドなどを窓の外側に付けると、内側に付けるより、3倍近い効果があります。
→ 省エネな家と窓
買い替えを考えるなら
- いまの家電は、10年前と比べて、冷蔵庫で約15〜24%、エアコン(省エネタイプ)で約13%、温水洗浄便座(省エネタイプ)で約9%の省エネです。電球形LEDは、白熱電球と比べて約86%の省エネです。
- 省エネ性能は、「省エネルギーラベル」や、「省エネ型製品情報サイト」で確認できます。
どれから始める?(おすすめの順)
- お金をかけずに、すぐできることから: お風呂は間隔をあけずに入る、エアコンのフィルター掃除、冷蔵庫に詰め込みすぎない、電気ポットのプラグを抜く、シャワーを1分短縮。
- 乾燥機を使っているご家庭は、自然乾燥の併用が、いちばん大きな節約額の目安です。
- それでも足りないと感じたら、LED照明への交換や、窓の対策、省エネ型家電への買い替えを、考えます。
節約額の大きい順に見たいときは、節約額ランキングTOP10をどうぞ。暖房の控えすぎは、体調に影響します。高齢のかたや、小さなお子さん、体調のすぐれないかたは、無理をしないでくださいね。
関連記事
- 冬の暖房の設定温度
- テレビ・パソコンの省エネ
- 冷蔵庫の電気代
- キッチン家電の省エネ
- ガス給湯器・ガスコンロ・掃除機の省エネ
- お風呂の省エネ
- 温水洗浄便座の省エネ
- 洗濯機・衣類乾燥機・掃除機の省エネ
- LED照明の省エネ効果
- 省エネな家と窓
- 古い家電は買い替えるべき?
- 節約額ランキングTOP10
出典
- 無理のない省エネ節約|省エネポータルサイト(資源エネルギー庁)(2026年10月16日に確認)
- 風呂・トイレ|省エネポータルサイト(2026年10月16日に確認)
- 洗濯機・掃除機|省エネポータルサイト(2026年10月16日に確認)
- キッチン家電・ガス|省エネポータルサイト(2026年10月16日に確認)
- 照明器具|省エネポータルサイト(2026年10月16日に確認)
- エアコン・暖房|省エネポータルサイト(2026年10月16日に確認)
