ニュースで「AI市場は急拡大」と聞くけれど、実際にどれくらい伸びる予測なのでしょうか。日本は世界のなかで、どのあたりにいるのでしょう?
AI市場の予測と、日本の立ち位置を数字で見てみます。
世界のAI市場は、2031年に1兆ドル超の予測
世界のAI市場規模は、2025年に2,442億ドル、2031年には1兆54億ドルまで拡大すると予測されています。
日本のAIプラットフォーム市場規模は、2025年に3,083億円。今後も成長を続けて、2030年には2兆3,851億円まで拡大する予測です。なお、ここでいうAIプラットフォームは、AIライフサイクルソフトウェア、AIソフトウェアサービス、サーチアンドナレッジディスカバリーソフトウェアの3つのセグメントで構成されています。

生成AIの市場は、2031年にAI全体の約4割に
文章、画像、音声、動画などをAIが作る「生成AI」にも、注目が集まっています。世界の生成AI市場は、次のように予測されています。
| 年 | 生成AI市場の規模 | AI市場全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 2024年 | 379億ドル | – |
| 2025年 | 669億ドル | 27.4% |
| 2031年(予測) | 4,421億ドル | 44.0% |
2022年にChatGPTが公開されて以降、Gemini、Microsoft Copilot、Claudeなど、数多くのモデルやサービスが登場しました。バージョンアップを繰り返しながら精度が上がり、使いみちも広がって、企業活動のいろいろな場面で使われるようになっています。
また、設定した目標に向けて自分で動く「AIエージェント」(人が手を出さなくても、特定の作業を自律的に実行するAIシステム)の発展や普及も、市場の拡大を後押しするとみられています。
AI研究の順位は?日本は10〜12位
AIの研究は、世界各地で行われています。論文数などをもとに、研究をリードする国や企業・大学などを示した「AIRankings」では、国別で、米国、中国、英国、ドイツの順になっています。日本は、近年10〜12位です。
AI関連企業への投資も活発です。スタンフォード大学の報告書「Artificial Intelligence Index Report 2026」では、2025年に新たに資金調達を受けたAI企業の数は、次のとおりでした。
- 1位 米国:1,953社
- 2位 英国:172社
- 10位 日本:56社

数字の見方のポイント
ここで紹介した数字は、調査会社などによる予測や、特定の調査にもとづく順位です。調査ごとに、市場の範囲の決め方がちがうため(たとえば「AIプラットフォーム」は3つのセグメントで構成されています)、数字をそのまま比べないようにしましょう。
それでも、AIが世界でも日本でも、大きく伸びる分野として見られていることは分かります。仕事や暮らしで使う機会はますます増えそうなので、使い方や注意点もあわせて知っておくと安心です。

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出典
- 総務省 令和8年版 情報通信白書「市場概況」(2026年10月20日に確認)
- 同「AIを巡る各国等の動向」(2026年10月20日に確認)
