SNSを見ていたら、有名な貴金属やジュエリーの金貨、真珠のネックレスが、驚くほど安く売られていた。そんな広告のリンク先で買ったら、偽物が届いた、という相談が各地の消費生活センターに数多く寄せられています。
大手の貴金属・ジュエリーショップの名前をかたった偽サイトが確認されています。手口の流れと、注文前に見ておきたいポイントをまとめます。
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どんな手口?
令和7年10月以降の相談では、次のような流れが共通しています。
- SNS(InstagramやFacebook)に広告が出る:大手ショップの正規の商品が、格安で売られているように見えます。「購入する」などのボタンを押すと、偽サイトに移ります。
- サイトでは、焦らせる表示が並ぶ:「今日だけ」「1日30枚限定」「残りわずか」といった言葉や、元の価格を大きく割り引いた表示があります。純金の金貨が1万5千円、真珠のネックレスが1万4千8百円といった例でした。
- 支払いは代金引換だけ:氏名、住所、電話番号を入力して注文すると、10日前後で大手の宅配業者から届き、受け取るときに代金を払います。発送元は日本国外でした。
- 届いた商品は偽物:磁石がくっついた、質屋で偽物だと言われた、玩具のように軽かった、といった声がありました。検査では、金貨の主な成分は銅が7割、鉄が2割で、ネックレスは真珠の模造品でした。
- 返金を求めても連絡がつかない:宅配便の伝票にあった連絡先に電話をしても、つながりません。
運営している事業者の実体は、わかっていません。
注文前のチェックリスト
注文しようとしているサイトを見て、次のどれかに1つでも当てはまれば、注意しましょう。
- 正規の商品と比べて、極端に安い
- 支払い方法が、代引きだけなど限られている
- 日本国外のドメインが使われている
- 事業者の名称、住所、電話番号が明確に書かれていない
- サイト内の日本語が不自然
違和感があったときは
高価な商品は、偽造品や模造品の対象になりやすい傾向があります。ブランドのロゴが使われていても、公式や直営を名乗るアカウントから発信されていても、本物とは限りません。サイトに問い合わせ先が書かれていても、住所や電話番号が偽の情報のことがあります。
少しでも違和感があれば、広告のリンクからではなく、自分で公式サイトを検索して開き、公式の通販サイトの表示内容を確認しましょう。公式の通販サイトには、偽サイトの注意喚起が載っていることもあります。
もし注文してしまったり、商品が届かなかったりしても、返金される場合があります。すぐに消費者ホットライン「188(いやや!)」へ電話して、最寄りの消費生活センターに相談しましょう。警察相談専用電話の「#9110」も利用できます。
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出典
- 消費者庁「大手貴金属・ジュエリーショップをかたり貴金属や宝飾品の偽物を販売する偽サイトに関する注意喚起」(2026年9月3日公表、2026年10月31日に確認)
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