セキュリティ対策は、お金も人も足りない小さな会社ほど、後回しになりがちです。でも、被害は、規模を問わずに起きています。まず、基本の6つから、始めましょう。
IPAの自社診断の「基本的対策」6項目について、すぐ使える「対策例」を、チェックリストにまとめます。
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基本の6つの対策
| No. | 対策 | ひとこと |
|---|---|---|
| 1 | OSやソフトウェアを、常に最新の状態にする | 古いまま放置すると、弱点を悪用したウイルスに感染する。 |
| 2 | ウイルス対策ソフトを導入し、適切に使う | ID・パスワードを盗む、遠隔操作する、ファイルを勝手に暗号化するウイルスが増えている。 |
| 3 | 強固なパスワードを使う | 不正にログインされる被害が増えている。「長く」「複雑に」「使いまわさない」。 |
| 4 | 共有設定を見直す | 設定の間違いで、無関係な人に、情報をのぞき見られるトラブルが増えている。 |
| 5 | 定期的にバックアップを取る | 故障や誤操作、ウイルスで、データが消えたり暗号化されたりすることがある。 |
| 6 | 脅威や攻撃の手口を知り、対策に活かす | 取引先を装うウイルスメールや、偽サイトで、ID・パスワードを盗む手口が増えている。 |
1. OS・ソフトを最新にする(対策例)
- WindowsのOSなら「Windows Update」、macOSなら「ソフトウェア・アップデート」など、提供元のサービスを実行する。
- Adobe Readerやブラウザなど、利用中のソフトを、最新版にする。
- 修正の必要な弱点があれば、手順に沿って、修正パッチを適用する。
- サポートのあるOS、ソフト、ネットワーク機器を使う。
2. ウイルス対策ソフト(対策例)
- パソコンなどに、ウイルス対策ソフトを導入し、ウイルス定義ファイルを、最新の状態にする。
- ウイルス定義ファイルが、自動で更新されるように設定する。
- 統合型のセキュリティ対策ソフトの導入を、検討する。
- OSやアプリに標準で入っているセキュリティ機能も、有効に使う。
3. 強固なパスワード(対策例)
- パスワードは、10文字以上で、できるだけ長く、大文字・小文字・数字・記号を含めて複雑にする。名前、電話番号、誕生日、簡単な英単語は使わない。
- 同じIDとパスワードを、複数のサービスで使いまわさない。
- VPNや重要なシステムでは、強固なパスワードにして、可能なら、多段階認証、多要素認証、パスキーなどを使う。
- 初期設定のパスワードを見直す。
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4. 共有設定の見直し(対策例)
- ウェブサービス、ネットワークにつながる複合機・カメラ、ハードディスク(NAS)などの共有範囲を、限定する。
- 従業員の異動や退職のときは、速やかに設定を変更(削除)する。
- パソコンは、ほかの人と共有しない。共有するときは、別にユーザーアカウントをつくる。
- 外出先でフリーWi-Fiを使うときは、パソコンのファイル共有をオフにする。
5. バックアップ(対策例)
- 重要情報のバックアップを、定期的に行う。
- バックアップに使う装置や媒体は、バックアップのときだけ、パソコンと接続する。
- バックアップの取り方を決める。(オンラインバックアップの活用など)
- バックアップしたデータを、安全な場所に保管する。
- バックアップしたデータを、元に戻せるか、定期的に確かめる。
6. 脅威や手口を知る(対策例)
- IPAなどのセキュリティ専門機関のサイトやメールマガジンで、最新の脅威や手口を知る。
- 利用中のネットバンキングやウェブサービスが出す注意喚起を、確認する。
- 管理者は、従業員に、適宜、注意喚起をする。従業員は、セキュリティの懸念を、速やかに報告する。
まとめ
基本の6つは、更新、ウイルス対策ソフト、パスワード、共有設定、バックアップ、情報収集です。まず、できていない項目を1つ決めて、今週のうちに、実行してみましょう。
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出典
- IPA「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」(2026年10月31日に確認)
- IPA「5分でできる!情報セキュリティ自社診断」(診断編・解説編。ガイドライン第4.0版の付録。PDFを文字にして確認。2026年10月31日)
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