★ 2026-10-30 情報漏洩 / 防災・備え

災害のときのSNSの偽情報・詐欺。拡散する前の4つのチェック

災害のときのSNSの偽情報・詐欺。拡散する前の4つのチェック

大きな災害が起きた直後、SNSには、「助けてください」という投稿や、被害のようすを知らせる写真が、あふれます。見たとき、思わずシェアしたくなりますよね。

でも、その情報は、本当に本物でしょうか。この記事では、災害のときの偽情報や詐欺の見分け方と、拡散する前に確かめたい4つのことを、やさしくまとめました。

災害のときの偽情報の例。過去の画像の使い回し、存在しない住所、QRコードで寄付、義援金のメール・SMS災害のときの偽情報の例 過去の画像の使い回し災害の写真を流用 存在しない住所救助を求める偽の投稿 QRコードで寄付偽の募金 義援金のメール・SMSリンクに注意総務省・警察庁 | 一情多楽
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災害のときは、偽・誤情報も一緒に広がります

令和6年能登半島地震の直後も、SNSでは、救助を求める投稿や、被害を知らせる投稿が、たくさん発信されました。その一方で、偽情報や誤情報も広がり、救命・救助の活動に支障が出ました。

  • 偽情報:人を混乱させるために、わざと作られた、ウソの情報。
  • 誤情報:勘違いや誤解で、広まってしまった、間違った情報。

偽・誤情報に気づかなかった人は約75%で、そのうち約20〜30%の人が、その情報を信じて拡散した、という調査結果があります。拡散のスピードは、本当の情報の6倍ともいわれます。誰でも、だまされる可能性があります。

災害のときに多い、偽情報や詐欺の例

令和8年熊本地震でも、次のような投稿やメールに注意が呼びかけられました。

基本の4つのチェック。情報源はある、発信者は専門家、ほかでは、画像は本物基本の4つのチェック 情報源はある?いつ・どこから 発信者は専門家?その分野の人か ほかでは?他の情報と比べる 画像は本物?使い回しでないか総務省・警察庁 | 一情多楽
  • 過去の災害の画像を、使い回した投稿。被害のようすとして、過去の無関係な災害の写真が使われます。
  • 存在しない住所と、救助を求める投稿。文字や文章の一部がおかしかったり、送信元のメールアドレスが海外のドメインだったり、不審な点がないかを見ます。
  • 二次元コードをつけて、寄付金を求める投稿。読み取ると、詐欺のサイトに誘導されるおそれがあります。
  • 支援物資や義援金を募る、メールやSMS。リンクを、安易にクリックしないようにします。

二次元コードの詐欺は、QRコード詐欺の3つの手口でも紹介しています。

拡散する前の、基本の4つのチェック

迷ったら拡散しない。手を止める、確かめる、分からなければ拡散しない迷ったら拡散しない 手を止めるあわてて広めない 確かめる公式の情報を見る 分からなければ拡散しない罪に問われることも総務省・警察庁 | 一情多楽
  1. 情報源はある?その情報は、どこから、いつ発信されたものですか。根拠の情報は、今も残っていますか。
  2. 発信者は、その分野の専門家?専門の知識を持った人が、責任を持って発信していますか。過去に偽・誤情報を発信して批判されていませんか。関連する商品を売っていませんか。
  3. ほかでは、どう言われている?ほかのメディアや、ほかの人は、どう言っていますか。誤りだと指摘しているメディアはありませんか。
  4. その画像は、本物?臨場感のある画像がついているだけで、「本当」と決めていませんか。画像を検索すると、まったく同じ画像が出てきませんか。過去に撮られた、無関係なものではありませんか。

さらに、気をつけたい4つ

  • 「知り合いからの情報だから」だけで、信じていない?親しい人から聞いた情報は、信じやすくなります。本当かなと思ったら、慎重に確かめます。
  • 表やグラフも、疑ってみた?都合のいい数字だけを、よく見せているものもあります。
  • その情報を発信する、動機は?「目立ちたい」「表示回数を稼いで儲けたい」などの動機が、見えてくることがあります。
  • ファクトチェックの結果は?情報が事実に基づいているかを調べて公表する活動です。迷ったときの参考になります。

国や自治体などの行政機関、新聞やテレビなどの報道機関の発表も、参考になります。それでも真偽が分からないときは、安易に投稿・拡散しないことが大切です。

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拡散すると、罪に問われることも

偽・誤情報を信じて、投稿したり、拡散したりした場合、偽計業務妨害や詐欺の罪に問われたり、損害賠償の責任を負ったりすることもあります。平成28年(2016年)の熊本地震では、「動物園からライオンが逃げた」という虚偽の文章と写真がSNSに投稿され、動物園や警察に問い合わせが殺到しました。投稿した人は、偽計業務妨害の疑いで逮捕されています。

不審な投稿やメールを見つけたら

不審な投稿やメールで、不安を感じたら、警察に通報・相談できます。最寄りの警察署か、警察相談専用電話「#9110」(全国共通)です。警察庁のサイトには、サイバー事案の、オンラインの窓口もあります。

まとめ:一呼吸おいて、確かめてから

災害のときのSNSは、役に立つ一方で、偽情報や詐欺も混ざります。シェアしたくなったら、いったん手を止めて、「間違いかもしれない。まったく違う情報が出ていないかな?」と確かめましょう。

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出典

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