防災のために食べ物を備えておきたい。でも、「何から始めればいいの?」「置き場所がない…」と、手が止まってしまうことはありませんか?
ラジオ番組(2026年7月27日掲載)で、食品の家庭備蓄のコツが紹介されていました。量の目安と、続けやすい「ローリングストック」、栄養バランスの考え方を、まとめます。
どれくらい備えればいい?
災害が起きてからライフラインが復旧するまでに、1週間以上かかるケースもあります。被害の状況によっては、災害支援物資が3日以上届かないことや、物流が止まってスーパーやコンビニで食品が手に入らないことも考えられます。
そのため、家庭では、最低3日分から1週間分の食品を、人数分用意しておくことが望ましいです。
- 水: 1人1日およそ3L必要とされ、1週間だと2Lのペットボトルで11本ほどです。
- カセットコンロとカセットボンベ: 電気やガスが止まっても、お湯をわかしたり、温かい食事を作ったりできます。カセットボンベは、1人あたり1週間で6本ほど必要だそうです。

置き場所が心配なら「ローリングストック」から
手軽に始められる方法として、ローリングストックがあります。ふだんの食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから食べ、食べた分を買い足すことで、いつも一定量の食品が備蓄されている状態を保つ方法です。
ふだんの買い物で少し多めに買うだけなので手間がかからず、災害用の食品置き場をわざわざ作らなくても、買い置きのスペースを少し増やすだけで済みます。賞味期限を確認する習慣も、自然と付きますよね。

栄養バランスも、ちょっと意識してみよう
災害の直後は、おにぎりやパン、カップ麺など、配りやすく保存しやすい食品が中心になりがちです。炭水化物は大切なエネルギー源ですが、それだけが続くと栄養が偏ってしまうので、備蓄のための食品でも、栄養バランスを考えて備えるのがおすすめ、と話されています。
- 炭水化物: お米、小麦粉、米粉、お餅、パスタなどの乾麺。
- たんぱく質: 魚介(ツナ、サバ、イワシ、サンマなど)や肉類(コンビーフ、牛肉の大和煮、焼き鳥など)の缶詰。長く保存できて、そのまま食べられるものも多いそうです。
- 野菜・果物など: じゃがいも、たまねぎ、かぼちゃなど日持ちする野菜を多めに買い置きする方法があります。生の野菜の管理が難しいときは、野菜ジュースやフルーツジュース、ドライフルーツ、フルーツの缶詰、のりやひじきなどの乾物、フリーズドライのみそ汁も、おすすめとのことです。

家族に合った食品も、忘れずに
食品を備蓄するときに大切なのは、各家庭に合った食品を選ぶことだ、とも話されています。赤ちゃんや高齢のかた、配慮が必要な家族がいる場合は、そのかたのための食品を備えておきましょう。粉ミルク、食物アレルギーのあるかた向けの食品、噛む・飲み込む機能が弱くなったかた向けの食品などの特殊食品は、災害時に手に入りにくいからです。
物流が止まる可能性を考えて、こうした特定のかたへの食品は、少なくとも2週間分の備蓄が推奨されている、とのことです。
好きな味・食べ慣れた味も、大事
リラックス効果が期待できると言われる甘いお菓子や、子どもがふだんから好きなお菓子・飲み物を備えておくのも、おすすめです。災害時でも、食事はできるだけ、いつもに近いものが食べられるといいですよね。ふだんから試食して、好みの味の缶詰やレトルト食品、非常食を探しておくと、楽しく備えられます。
この記事は、番組の内容(令和8年7月26日放送)をもとにしています。家庭備蓄のくわしい情報は、農林水産省の「家庭備蓄ポータル」も参考にしてくださいね。
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出典
- 政府広報オンライン「何をどれだけ? 食べながら備える食品の家庭備蓄」(2026年7月27日掲載。ゲストは農林水産省 食料安全保障室) (2026年10月14日に確認)
