「AI」は、最近できたものではありません。じつは、70年以上の歴史があります。
この記事では、総務省の「令和6年版 情報通信白書」をもとに、AIの歴史の大きな流れと、「生成AI」が急に広まった理由を、やさしくまとめました。
AIの歴史は、1950年代から
AI(人工知能)の歴史は1950年代に始まり、ブームと、冬の時代(停滞の時期)を、くり返してきました。
- 第1次AIブーム:「探索・推論」から始まりました。
- 第2次AIブーム:音声認識などが組み込まれました。
- 第3次AIブーム:ディープラーニング(深層学習)をはじめとする新しい技術が登場。社会で実際に使えるAIが作られて、広まりました。
- 第4次AIブーム:2022年ごろからの、生成AIの急速な広まりで、「第4次AIブームに入った」とも言われています。

「生成AI」って、なに?
「生成AI」は、文章、画像、音声などを、自律的につくり出せるAI技術の総称です。2022年に、OpenAIが対話型AIの「ChatGPT」を発表したことで、とくに注目されました。専門的な知識がなくても、ふつうの言葉で指示を出すだけで使えるのが、特徴です。
どうして、急に広まったの?
- モデルの進歩:ディープラーニングや、「トランスフォーマー」というモデルの大規模化で、文章や画像などの精度が、大きく上がった。
- 基盤モデルの登場:たくさんのデータで学習して、いろいろな作業に使える「基盤モデル」「大規模言語モデル(LLM)」が登場。新しい作業のたびに、学習し直す必要がなくなった。
- 計算の力:クラウドや、GPU(もともとはグラフィックス用のプロセッサ)の進化で、大量の計算ができるようになった。
- オープンソース化:ソースコードが公開されて、一般の開発者や企業も、AIを使えるようになった。
- 使いやすさ:使いやすい画面(UI)や、API(ほかのソフトからAIを使う仕組み)で、提供されるようになった。
- いろいろな形式に対応:文章、画像、映像などを、同時に扱える(マルチモーダル)ようになった。
- AIアライメント:人間の意図や価値観に合わせて、AIをふるまわせる取り組みが進んだ。

へぇ!と思うポイント
- ゲーム用の部品が、AIを育てた。AIの計算に欠かせないGPUは、もともとは、グラフィックス(画像表示)のためのプロセッサです。
- ブームのあとには、冬が来た。AIは、期待が高まっては、停滞する時期をくり返してきました。
- ChatGPTは、5日で100万人。公開から2か月後には、ユーザー数が1億人を超えました。
ChatGPTの登場は、ChatGPTはいつ生まれた?で、Claudeの歩みは、ClaudeってどんなAI?で、くわしく紹介しています。
※この記事は、令和6年版(2024年)の白書の内容です。AIは、どんどん進んでいます。最新の動きは、主要AIの最新ニュースもご覧ください。
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出典
- 総務省「令和6年版 情報通信白書」AI進展の経緯(2026年10月15日に確認)
- 総務省「令和6年版 情報通信白書」生成AIの急速な進化と普及(2026年10月15日に確認)
