ニュースで、クマの出没や被害を、よく見かけるようになりました。今年度は、どれくらいの被害が出ているのでしょうか。これから、何に気をつければいいのでしょうか。
この記事では、環境省が公表している速報値と、秋の時期に、国が呼びかけている注意を、やさしくまとめました。
2026年度(4〜9月)の人身被害の速報値
環境省が、都道府県から聞き取った速報値(人身被害は、2026年9月まで)では、次のとおりです。
- 人身被害の件数。64件。
- 被害にあった人。68人(死亡者6人を含む)。
- 死亡者の内訳。青森1人、岩手3人、秋田1人、山形1人。
- 件数がいちばん多い県。岩手(12件)。

月ごとの件数
- 4月 6件、5月 13件、6月 19件、7月 11件、8月 9件、9月 6件。
この数字は、都道府県から聞き取った速報値で、今後、変わることがあります。昨年度(2025年度)は、クマによる人身被害が、過去最多を更新しました。
これからの時期に、注意が必要なわけ
- クマは、冬眠の前に、食べ物を探して、活発に動き回るようになります。
- きのこ採りや、登山など、秋の行楽のシーズンで、人が山や野に入る機会が増えます。
- ブナ科の木の実(ドングリなど)の実りが悪い地域では、食べ物が足りなくなって、クマの行動する範囲が広がり、市街地に出てくる危険が高まることがあります。
暮らしの中でできること:誘引物を、なくす
農地や、集落のまわりにある、次のものは、クマを引き寄せる原因になります。管理して、取り除くことが、呼びかけられています。
- 生ごみ。
- 放置された農作物。
- 放置された果樹(収穫されない柿や栗など)。

追い払いに「おもちゃの花火」を使うときの注意
追い払いなどに、おもちゃの花火(がん具煙火)として売られている火薬類を使う場合は、火事に気をつけます。秋は、気温が下がって空気が乾燥し、火災が起きやすい時期です。
- 人や、火が燃え移るおそれのある方向に向けて、使わない。
- 燃えやすい物のある場所では、使わない。
クマが、街に出たときは
市街地にクマが出たときは、市町村、警察、猟友会などの狩猟の関係団体が、連携して対応します。見かけたときは、近づかず、役所や警察に連絡しましょう。
山や野に入るとき、見かけたとき
クマに出会わないための基本と、出会ったときの行動は、クマに出会わないためにの記事にまとめています。

まとめ:誘引物をなくして、山では、出会わない工夫を
2026年度の4〜9月の人身被害は、速報値で64件、68人(死亡6人)です。秋は、クマが冬眠前に動き回り、行楽で人も山に入る時期です。生ごみや果樹などの誘引物を、管理しましょう。
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出典
- R08年度のクマによる人身被害件数(速報値)(2026年10月14日更新)|環境省(2026年10月24日に確認)
- 令和8年度秋季におけるクマの出没に係る適切な対応及びクマに関する情報提供について(依頼)(2026年9月29日)|環境省 自然環境局 野生生物課(2026年10月24日に確認)
- クマに関する各種情報・取組|環境省(2026年10月24日に確認)
