★ 2026-10-25 デジタルの安全

不正ログインされたかも?ログインできるとき・できないときの対処

不正ログインされたかも?ログインできるとき・できないときの対処

SNSにログインできなくなった、身に覚えのない買い物の通知が届いた。そんなとき、まず何をすればいいのでしょうか。

この記事では、アカウントを不正に使われたかもしれないときの対処を、「ログインできる場合」と「ログインできない場合」に分けて、やさしくまとめました。

不正ログインの流れ。知人からのDM、認証コードを伝える、乗っ取られる

不正ログインは、増えています

SNS、ショッピングサイト、ネットバンキング、クラウドサービスなどのアカウントに、第三者がIDとパスワードを使って、勝手にログインする被害が増えています。2025年7月には、不正ログインの相談が144件寄せられ、1か月の件数としては、これまででいちばん多くなりました。InstagramなどのSNSで、自分がログインできなくなった、という相談が目立ちます。

IDとパスワードが知られる、3つの理由

  • 単純なパスワードを、推測される。すべての組み合わせを試す「総当たり攻撃」や、よく使われる言葉の辞書を使う「辞書攻撃」があります。意味のある単語や、自分に関係する言葉は、狙われやすくなります。
  • ほかのサービスから漏れたパスワードを、使われる。流出したIDとパスワードの一覧を、片っ端から入力して試す「リスト型攻撃」です。
  • フィッシングに、だまされる。実在のサービスをかたった偽のメールやSMSから、偽サイトに誘導されて、入力してしまいます。

よくある乗っ取りの流れ(SNSの例)

知人になりすました相手から、「投票をお願いします」などのDM(ダイレクトメッセージ)が届きます。やり取りの中で、電話番号を教えてしまい、SMSで届いた認証コードまで伝えてしまうと、そのコードでログインされます。パスワードや登録した電話番号、メールアドレスを変えられて、本人がログインもパスワードの再設定もできなくなります。

その後、乗っ取られたアカウントから、友だちに投資の勧誘などが送られることがあります。DMを送ってきた知人のアカウントも、すでに乗っ取られていることがあります。認証コードは、誰にも教えてはいけません。

不正ログインの対処。ログインできる場合、できない場合、お金が絡むとき、警察に相談

ログインできる場合の対処

  1. すぐに、パスワードを変更する。長くて、ほかで使っていないものにします。
  2. 登録情報を確認する。登録してあるメールアドレスや電話番号を見て、覚えのないものがあれば、削除します。自分の情報だけにします。
  3. 多要素認証を設定する。まだ設定していなければ、この機会に設定します。
  4. 同じパスワードを使っているサービスも、変更する。使い回していたら、そちらも早く変えます。

ログインできない場合の対処

  • パスワードの再設定を試す。「パスワードを忘れた」などの手続きで、登録したメールアドレスや電話番号を使って、再設定できることがあります。
  • パスワードを変えられてしまったとき。各サービスのヘルプページに沿って、対処します。
  • サービスの提供会社に、連絡する。無料のサービスは、電話の窓口がないことも多く、その場合は、ウェブのフォームから相談します。

お金に関わる確認も、忘れずに

  • クレジットカードを登録していたら、カード会社に、すぐ連絡します。
  • ネットバンキングを使っていたら、身に覚えのない送金がないかを確認します。あれば、金融機関に、すぐ連絡します。

証拠を残して、警察にも相談

ログイン履歴が見られるときは、その画面を保存するか、印刷しておきます。サービスの提供会社とのやり取りも、メールなどで残します。

被害にあったときは、最寄りの警察署か、都道府県警察のサイバー犯罪相談窓口に相談できます。保存した履歴などを持っていくと、話がスムーズです。事前に電話で、日時や持っていく資料を相談しておくと、さらに安心です。

そのほか、情報セキュリティ安心相談窓口(IPA)でも、相談を受け付けています。

これから、乗っ取られないために

  • パスワードは、長く複雑にして、使い回さない。
  • 多要素認証を設定する。IDとパスワードが漏れても、それだけではログインできなくなります。
  • パスキーを使う。指紋や顔などの生体認証や、端末のロック解除でログインする方法です。パスワードが漏れる心配がありません。使うには、サービス側の対応が必要です。
  • 迷ったら、公式のサイトやアプリで確かめる。メールやSMSの中のURLや電話番号は使いません。
  • 不審なメールやSMSの、URLや添付ファイルは開かない。情報を入力してしまったときは、関係するパスワードを変更します。カードの情報を入力したなら、カード会社に相談します。

まとめ:落ち着いて、パスワードと登録情報を確認

不正ログインに気づいたら、あわてず、まずパスワードの変更と、登録情報の確認です。ログインできないときは、再設定か、サービスの会社に連絡します。お金に関わるときは、カード会社や金融機関に、すぐ連絡しましょう。

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出典