★ 2026-10-31 再エネ・蓄電池

世界の太陽光発電の今。累積2,246GW、日本は何番目?2024年の状況

世界の太陽光発電の今。累積2,246GW、日本は何番目?2024年の状況

日本でも、屋根の上や野原で、太陽光パネルを見かけるようになりました。では、世界では、太陽光発電は、どれくらい広がっているのでしょうか。

この記事では、国際エネルギー機関(IEA)の太陽光発電の研究協力プログラム(PVPS)がまとめた、世界の導入状況を、やさしくまとめました。最新の集計は、2024年末のものです。

世界の太陽光発電2024年。新規導入約602GW、累積2,246GW、電力の10%以上世界の太陽光発電(2024年) 新規導入約602 GW1年間で、世界に導入された量 累積2.246 GW前の年から36.6%の増加電力の10%以上世界の電力消費量に占める割合 | 一情多楽
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世界の導入量は、2,246GW

  • 新しく導入された量(2024年):約602GW
  • これまでの累積:2,246GW(前の年から36.6%の増加)
  • 電力に占める割合:太陽光発電による電気が、初めて、世界の電力消費量の10%以上を占めました。
  • 導入が進んだ国の数:34か国が、2024年に1GW以上を導入しました。23か国が、累積10GW以上に達しました。

2023年の累積は1.6TW(1,600GW)でしたが、2024年には2.2TW(2,200GW)を超えました。パネルの価格が下がり続ける中でも、導入は、記録的な規模になりました。なお、導入量は、すべて直流(DC)の容量で表されています。

国別のランキング(2024年)

順位2024年の1年間の導入量累積の導入量
1中国 357.3GW中国 1,048.5GW
2米国 47.1GW米国 224.1GW
3インド 31.9GWインド 124.6GW
4パキスタン 17.0GWドイツ 99.8GW
5ドイツ 16.7GW日本 96.9GW
6ブラジル 14.3GWブラジル 52.1GW
7スペイン 7.5GWスペイン 47.2GW
8イタリア 6.6GWオーストラリア 38.6GW
9フランス 5.9GWイタリア 37.0GW
10日本 5.5GW韓国 31.7GW

欧州連合(EU)は、まとめて集計され、1年間で62.6GW、累積で339.4GWです。上の表は、EUを除いた、国ごとの順位です。

日本の位置。累積5番目、1年間の導入10番目、製造は中国が主導、出力抑制が増える日本の位置(2024年) 累積:5番目中国、米国、インド、ドイツに次ぐ96.9 GW 1年間の導入:10番目2024年は5.5 GW 製造は中国が主導供給が余り、価格は記録的に低い出力抑制が増える昼間の電気が余り、発電を止める | 一情多楽

日本は、どこにいる?

日本は、累積では、中国、米国、インド、ドイツに次ぐ5番目です。一方、2024年の1年間の導入量は5.5GWで、上位10か国の10番目でした。累積は大きい国ですが、新しい導入のペースは、他の国に比べて、ゆるやかになっています。

なお、日本の導入量は、資源エネルギー庁の資料では、2024年度末で7,985万kWです。この数字が、上の96.9GWと違うのは、集計の基準が異なるためです(IEAの集計は直流の容量)。

市場の特徴

  • 電力会社向けの大型の発電所が、3分の2以上。世界の新しい太陽光発電の、3分の2以上が、電力事業用でした。
  • 家庭や事業所の屋根も、成長を続けている。住宅用や業務用の屋根の設置は、引き続き成長しました。
  • 新しい設置のしかたも、広がっている。貯水池などの水の上に置くもの、農地の上で作物と両立させるもの、高速道路や鉄道沿いの細長い土地に置くものなどです。
  • 中国が、製造で圧倒的。世界の太陽電池の製造は、中国が引き続き主導していて、供給が余り気味で、記録的な低価格になっています。

各国が直面している課題

  • 出力抑制と、送電網の混雑。導入が進むと、昼間の電気が余り、発電を止める(出力抑制)ことが、増えます。
  • 製造の偏り。中国が製造を支配している一方で、ほかの国の製造業者は、苦戦しています。
  • 人材の不足。急速な普及に、技術者を育てる速さが、追いついていません。
  • データの不一致。直流と交流の比率、リサイクルした設備、止まった設備などの扱いが、国によって異なります。
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各国の政策の動き

  • 固定価格買取制度:太陽光の発電コストが下がって競争力が高まったため、多くの市場で、段階的に廃止されています。
  • ネットメータリング・ネットビリング:家庭や事業所の電気の差し引きを支える制度です。
  • 電力購入契約(PPA):大規模な設備や業務用の導入に、向いたモデルとして、広がっています。
  • 屋根設置の義務化:特にEUとアジア太平洋で、新築の建物向けに導入されつつあります。
  • 蓄電の支援:導入が進んだ地域で、系統の混雑や出力抑制をやわらげるために、整えられています。

今後の見通し

太陽光発電は、蓄電システムや電気自動車、需要側の調整の工夫と、いっそう組み合わされていくと見込まれています。各国は、国内での製造、技術者の育成、強いサプライチェーンづくりのほか、使い終わったパネルの処理にも力を入れています。

まとめ:世界では、年に600GW規模の導入

世界の太陽光発電は、2024年に約602GWが新しく導入されて、累積は2,246GWになりました。日本は、累積では5番目ですが、新しい導入のペースは、10番目です。世界でも日本でも、課題は、電気が余る時間の対策、リサイクル、そして人材です。

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出典

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