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台風や地震で、停電したとき。屋根に太陽光発電がある家は、その電気を使えるのでしょうか。
この記事では、太陽光発電の「自立運転機能」の使い方と、使うときの注意、メーカー別の案内ページを、やさしくまとめました。
停電のときに使える、「自立運転機能」
自宅に太陽光発電システムがある人は、停電のときでも、「自立運転機能」で、電気を使えます。停電用のコンセント(自立運転用コンセント)から、電力を取り出す機能で、使える電力は最大1,500Wです。
知っておきたい、2019年の千葉県の停電の調査
2019年9月に、千葉県で大規模な停電がありました。その調査では、約8割の人が自立運転機能を活用していました。一方で、使いたくても使い方が分からず、活用できなかった人が、約2割いました。
自立運転機能は、いざというときに役立ちますが、使い方を知らないと、使えません。
自立運転機能の使い方(8つの手順)
- 「自立運転用コンセント」の位置を確認する。
- 取扱説明書で、「自立運転モード」への切り替え方法を確認する。
- 「主電源ブレーカー」をオフにする。
- 「太陽光発電ブレーカー」をオフにする。
- 「自立運転モード」に切り替える。
- 「自立運転用コンセント」に、必要な機器を接続して使う。
- 停電が復旧したら、元に戻す。「自立運転モード」を解除して、「主電源ブレーカー」をオン、「太陽光発電ブレーカー」をオンの順です。
- 通常の運転モード(連系運転)になっていることを、確認する。
メーカーや機種によって、操作が異なる場合があります。お持ちの取扱説明書か、メーカーの案内で確かめましょう。停電する前の、ふだんのうちに、操作を確認しておくのが、おすすめです。
使うときの注意
- 感電に注意する。太陽光発電設備は、壊れたり、水に浸かったりしていても、太陽の光が当たっている間は、発電を続けています。感電の危険がないかを、十分に確かめてから使います。むやみに近づきません。
- 使える電力には、上限がある。最大1,500Wまでです。つなぐ機器の消費電力を、確かめてから使います。
- 家を離れるときは、ブレーカーを切る。停電が復旧したときの、通電火災を防ぐためです。
- 停電が復旧したら、必ず元に戻す。自立運転モードのままにしないように、手順7と8を確認します。
メーカー別の、自立運転の案内ページ
操作は、メーカーによって異なります。太陽光発電協会(JPEA)のサイトで、各社の案内を見られます。そのうち、いま開けることを確認できたページを、紹介します。
| オムロン | 災害等による停電時でも電気が使えます |
| カナディアン・ソーラー・ジャパン | 停電時の自立運転切替方法 |
| カネカ | 停電時、「自立運転」への切り替え方法 |
| 京セラ | 太陽光発電システム・蓄電システム 停電時・停電前操作について |
| サンテックパワージャパン | 太陽光発電設備の注意事項および停電時の使用方法 |
| シャープ | 自立運転モードへの切り替え方法 |
| 長州産業 | 停電時に太陽光発電の電気を使うには |
| パナソニック | 太陽光発電システム:停電時の使用方法について(蓄電システムはこちら) |
| ハンファQセルズジャパン | 災害時/停電時の製品取り扱いについて |
| 三菱電機 | 住宅用太陽光発電システムの自立運転機能 |
| LIXIL | 太陽光発電システムを停電時に自立運転へ切り替える方法 |
ほかのメーカー(エクソル、東芝、ネクストエナジー・アンド・リソースなど)の案内は、JPEAの「停電時でも電気が使えます」から、探せます。どのメーカーか分からないときは、パワーコンディショナ(太陽光の電気を家で使える電気に変える機器)の本体や、取扱説明書の表示を見ましょう。
ふだんからの点検も、大切
太陽光発電システムは、家電より長く使えますが、「故障しない」「性能が落ちない」わけではありません。いざというときに使えるように、点検をしておきましょう。
- 日ごろの確認(持ち主が行う)。順調に発電しているか。機器に、見た目の異常や、異音・異臭がないか。毎日の発電量をグラフにしたり、月に一度、前の年の同じ月と比べたりすると、分かりやすくなります。
- 定期点検(専門の業者に頼む)。設置から1年目に点検して、そのあとは、4年に1度の点検が、おすすめです。販売店、工務店、メーカーに相談できます。
夜や、天気が悪いときの備えも
自立運転で電気を使えるのは、昼間で、天気がよいときが基本です。夜や、天気が悪いときは、電気が足りないことがあります。そんなときの備えの一つが、あらかじめ充電しておける「ポータブル電源」です。選ぶときのポイントと、安全の注意は、ポータブル電源は停電の備えになる?の記事にまとめています。
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まとめ:停電の前に、操作を確かめておく
自立運転機能は、停電のときの、貴重な電源です。ただし、操作を知らないと使えません。取扱説明書や、メーカーの案内で、ふだんのうちに手順を確かめておきましょう。使うときは、感電と、使える電力の上限に気をつけます。
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出典
- 停電時でも電気が使えます|太陽光発電協会(JPEA)(2026年10月24日に確認)
- 住宅用太陽光発電システムにおいて自立運転機能の操作方法を表示するシール等の作成ガイドライン(第1版)|太陽光発電協会(JPEA)(2026年10月24日に確認)
- 長く使っていただくために|太陽光発電協会(JPEA)(2026年10月24日に確認)
- あらためて学ぶ、「停電」の時にすべきこと・すべきでないこと|エネこれ|資源エネルギー庁(2026年10月24日に確認)
