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会議の内容を、AIが自動で文字にして、まとめてくれる。そんな「AIの文字起こし・議事録ツール」を、使ってみたいと思ったことはありませんか。
便利な道具ですが、会議の音声には、個人情報や、社外に出せない情報が、たくさん含まれます。使い始める前に、確認しておきたいことを、5つにまとめました。後半では、文字起こしサービスのひとつ「Notta」を、例にして見ていきます。

① 入力した内容が、AIの学習に使われるか
気をつけたいのは、入力した個人情報が、AIの学習に使われることがあることです。文字起こしの音声や、その結果の文章も、同じです。
サービスの規約やプライバシーポリシーを読んで、入力した内容の使われ方を確かめましょう。学習に使わせない設定(オプトアウト)があるかも、あわせて確認します。
② 会議の音声には、個人情報や機密が含まれる
会議や通話の音声には、名前、連絡先、取引先の情報、社外秘の内容が含まれることが、よくあります。2023年3月には、海外の電子機器メーカーで、会議の録音から作った議事録を生成AIに入力して、社内情報が流出する事例が、立て続けに起きました。
守りたい3つの行動は、次のとおりです。
- サービスの規約を確認する。
- 個人情報や機密情報の入力は、必要最小限にする。
- 入力したデータを、学習に使わせない設定をする。
くわしくは、生成AIに入力してはいけない情報とは?をご覧ください。
③ 通信やデータの守り方が、説明されているか
音声のデータは、インターネットを通って、サービスの会社のサーバーに送られます。通信の暗号化、データの保管の方法、保管の期間が、会社の説明に書かれているかを、確かめましょう。説明が見つからないサービスは、慎重に選びます。
④ 文字起こしや要約は、まちがえることがある
AIの答えには、不正確な内容が含まれることがあります。文字起こしの聞きまちがい、人の名前や数字の取りちがい、要約の抜けや言いまちがいは、ありえます。
大事な会議の記録は、人の目で、元の音声や資料と見比べて確認しましょう。

⑤ 仕事で使うときは、会社のルールを確認する
会社が許可していないAIを、個人の判断で仕事に使うと、情報漏えいなどのおそれがあります。会社のルールや、使ってよいツールを、先に確認しましょう。くわしくは、シャドーAIとは?をご覧ください。
例:「Notta」は、どう説明している?
文字起こしサービスのひとつ、【Notta】
は、会議や通話の音声を、AIが文字にして、まとめるサービスです。上の5つのうち、③と①に関わる点について、販売元は、次のように説明しています。
- 通信は、TLS 1.2で暗号化されます。保存されるデータは、AES-256で暗号化されます。
- ソフトウェアは、Amazon Web Services(AWS)で動かしています。
- 第三者の監査で、SOC 2 Type IIの認証を取得しています。
- AI要約の機能は、大規模言語モデルを使っています。利用者のデータは、モデルの学習には使われない、としています。
これは、販売元の説明です。プランや、機能によって、扱いが違うことがあります。使う前に、自分が使うプランの規約と、最新の説明を、公式のページで確かめましょう。会議の録音では、参加者に、録音していることを伝えることも、大切です。

まとめ:便利さと、守ることを、いっしょに考える
AIの文字起こしは、会議のあとの作業を、減らしてくれます。そのかわり、入力する音声には、情報が詰まっています。学習への使われ方、データの守り方、まちがいの確認、会社のルールの4つを、使い始める前に、確かめましょう。
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出典
- 生成AIサービスの利用に関する注意喚起等について|個人情報保護委員会(2026年10月19日に確認)
- 生成AIはじめの一歩|総務省(2026年10月17日に確認)
- Security|Notta(2026年10月19日に確認)
- 大規模言語モデルの利用について|Notta(2026年10月19日に確認)
