★ 2026-10-31 再エネ・蓄電池

太陽光発電のカタログの数字の読み方。出力・発電量・条件を確かめよう

太陽光発電のカタログの数字の読み方。出力・発電量・条件を確かめよう

太陽光発電のカタログや見積もりには、「出力」や「年間発電量」の数字が、たくさん並びます。その数字は、どんな条件の数字なのでしょうか。

この記事では、カタログの数字の読み方と、見積もりで確かめたいことを、やさしくまとめました。

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「太陽電池容量」は、パネルの出力の合計

システムの出力は、「太陽電池容量(kW)」で表されます。これは、パネル1枚の「公称最大出力」を、全部足したものです。

パネルの仕様の数字は、決まった条件でのものです。結晶系も薄膜系も、「AM1.5、放射照度1000W/㎡、モジュール温度25℃」の条件(JIS C 61215-2)で測った値です。屋根の上の実際の条件とは、違います。

カタログの出力の数字。太陽電池容量はパネルの出力の合計、決まった条件で測った値、実際は容量の70〜80%程度カタログの出力の数字 太陽電池容量パネルの公称出力の合計 測る条件1000W/m・25″Cなど実際の発電電力容量の7080%程度太陽光発電協会 | 一情多楽

実際の発電電力は、容量の70〜80%程度

実際に使うときの出力(発電電力)は、日射の強さ、設置の条件(向き・角度・まわりの環境)、地域の差、温度で変わります。発電電力は、最大でも、損失のために、太陽電池容量の70〜80%程度になります。

たとえば、5kWのシステムで、いちばん発電するときでも、3.5〜4kW程度、という見方です。

「年間の推定発電量」は、どんな想定?

カタログにある年間の推定発電量は、次の想定で計算されます。

  • システム。5kW程度、真南(0度)、角度30度。
  • 地域。札幌、仙台、東京、名古屋、金沢、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10都市の日射量のデータ。
  • 日射量のデータ。NEDOが公表している「MONSOLA」のデータ。
  • 計算。月ごとの発電量を、12か月分、合計します。温度による補正と、パワコンでの損失、パネルの汚れや配線などの損失も、入れて計算します。
年間の推定発電量の想定。5kW程度、真南、角度30度、10都市の日射量年間の推定発電量の想定 5 kW 程度真南・角度30度を想定 10都市札幌から那覇までの日射量 日射量のデータNEDO の MONSOLA太陽光発電協会 | 一情多楽

数字に入っていないこと

年間の推定発電量には、影、積雪、年数がたったことによる劣化、出力制御などの影響は、入っていません。実際の発電量は、設置する場所の条件や、年数で変わります。向きや影の影響は、屋根の向きと影で、発電量はどう変わる?の記事をご覧ください。

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「防眩」「低反射」のガラス

  • 防眩ガラス。表面を凹凸に加工して、反射光を散らす。
  • 低反射ガラス。表面に、反射を減らす膜(ARコート)をつける。

どちらも、光害(まぶしさのトラブル)が起きないことを、保証するものではありません。近所への反射光は、設置の向きや位置でも変わるので、事前に確認しましょう。

耐荷重の数字も、条件つき

パネルの「耐荷重」(風や雪の重さに耐える力)は、取り付けの方法ごとに、設計の荷重と試験の荷重が示されます。どちらが保証される荷重かを、区別して見ます。耐荷重は、固定の方法によって変わります。

数字に入っていないこと。影、積雪、劣化、出力制御数字に入っていないこと 影・積雪数字に入っていない 劣化・出力制御数字に入っていない 確かめる見積もりで条件を聞く太陽光発電協会 | 一情多楽

見積もりで、確かめること

  • 発電量の数字が、どんな条件(地域、向き、角度、日射量のデータ)の計算か。
  • 計算の根拠(計算式)が、示されているか。
  • 影や積雪、年数による劣化は、入っていないことを、理解したうえで見る。

「必ず、この量が発電します」「毎月、確実に〇万円入ります」という説明は、このような条件の数字とは合いません。そのような言い方には、すぐ契約せず、条件を聞きましょう。業者選びと見積もりの確認項目は、太陽光発電を付けるまでの流れの記事にまとめています。

まとめ:カタログの数字は、決まった条件の数字

パネルの出力は、決まった条件で測った値で、実際の発電電力は、容量の70〜80%程度です。年間の推定発電量は、真南・30度などの想定で、影や積雪、劣化は入っていません。条件を、見積もりで確かめましょう。

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出典

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