★ 2026-10-29 情報漏洩

宅配業者の「不在通知」SMSは偽物かも。URLを開いたときの対処

宅配業者の「不在通知」SMSは偽物かも。URLを開いたときの対処

「お荷物をお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました。下記よりご確認ください」。こんなSMSが届いて、思わずURLを押しそうになったことはありませんか?

宅配業者をかたる、偽の「不在通知」SMSは、手口の細かい部分を変えながら、続いています。この記事では、手口と、URLを開いたり入力したりしてしまったときの対処を、やさしくまとめました。

偽の不在通知SMSの流れ。偽のSMSが届く、偽サイトに誘導、被害が出る偽の不在通知SMSの流れ1 偽のSMSが届く荷物を届けられなかった2 偽サイトに誘導URLを開かせる3 被害が出る情報入力・アプリの導入警察庁・総務省 | 一情多楽
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偽の不在通知SMSの手口

宅配業者をかたって、「荷物を届けられなかった」という偽のSMSを送り、本文のURLから偽のサイトに誘導します。佐川急便、日本郵便、ヤマト運輸などをかたるものが確認されています。内容の細かい部分は、変わり続けています。

Androidの場合:不正なアプリを入れさせられる

偽のサイトで、アプリのダウンロードを求められます。「提供元の許可」を求められて、そのままインストールすると、偽の警告画面から、さらにフィッシングサイトに誘導されます。Chromeの更新や、Googleのサービスのアップグレードを装う例もあります。

不正なアプリが入ると、こんな被害が起きます。

  • 自分のスマホから、同じ内容の偽SMSが、たくさん送られる。
  • スマホの中のデータやSMSが、盗まれる。
  • 身に覚えのない、キャリア決済の請求が来る。
  • 各種のアカウントを、勝手に作られたり、使われたりする。

iPhoneの場合:偽サイトで情報を入力させられる

偽のサイトで、Apple ID、パスワード、電話番号などを入力させられます。そのあと、認証コードの入力を求められることもあります。ネットバンキングのログイン情報を求める例も、確認されています。入力すると、不正ログインや、キャリア決済の請求、アカウントの勝手な作成などの被害が起きます。

実際にあった相談

  • 40歳代男性:URLにアクセスしたあと、知らない相手から電話があった。その後、海外宛てのSMSが100回以上送られて、1万円以上の通信料を請求された。
  • 40歳代男性:URLにアクセスして、個人情報を入力したかもしれない。その後、約11万円がキャリア決済されて、電子マネーが買われていた。
AndroidとiPhoneの違い。Androidは不正なアプリ、iPhoneはApple IDなどの入力AndroidとiPhoneの違い Android不正なアプリを入れさせる iPhoneApple IDなどを入力させる警察庁・総務省 | 一情多楽

URLを開いてしまったら

まず、落ち着いて、何をしたかを思い出します。

  • サイトを見ただけで、何も入力・操作していないとき。被害は出ません。Androidで、ダウンロードの中にアプリのファイル(apkファイル)があれば、消します。
  • アプリをダウンロードしたが、インストールはしていないとき。被害は出ません。ただ、知らないうちにインストールしていた可能性もあるので、携帯電話会社に確認すると安心です。

不正なアプリを入れてしまったとき(Android)

不正なアプリを入れたときの対処。機内モード、アプリを削除、初期化・パスワード変更不正なアプリを入れたときの対処の手順1機内モードWi-Fiもオフ2 アプリを削除不正アプリを消す3 初期化・パスワード変更状況に応じて警察庁・総務省 | 一情多楽
  1. 機内モードにする(Wi-Fiもオフ)。SMSが送られるのと、情報が外に出るのを止めます。
  2. 機内モードのまま、不正なアプリを削除(アンインストール)する。設定アプリの、アプリの一覧から行います。
  3. 初期化を考える。影響がどこまで及んでいるか分からないため、初期化がすすめられています。元に戻すときは、感染する前のバックアップを使います。SMSは初期化で消えるので、初期化の前に確認します。
  4. 初期化のあとに、パスワードを変える。Googleアカウントや、使っているSNSなどです。長くて、使い回さないものにして、できれば多要素認証も使います。
  5. キャリア決済の請求を確認する。身に覚えがないものがないかを、携帯電話会社に確認します。
  6. 各サービスに、不正利用がないかを問い合わせる。不正なアプリを入れたあとに届いた、登録や変更の通知を見ながら行います。

電話番号を変えても、解決しません。また、初期化をすれば不正なアプリの影響は取り除けるので、スマホを買い替える必要はありません。

偽のサイトに、情報を入力してしまったとき

  • パスワードを、すぐに変更する。入力したサービスで、不正な利用がないかも、提供している会社に確認します。
  • 電話番号と認証コードを入力したら、キャリア決済の請求も確認する。
  • 同じパスワードを、ほかのサービスで使っていたら、そちらも変える。
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被害を防ぐための備え

  • 「不在通知」のSMSやメールのURLは、安易に開かない。宅配業者の中には、SMSで不在の連絡をしていない業者もあります。自分で調べた公式の窓口や、公式のアプリで、確かめます。
  • 提供元の分からないアプリは、入れない。ID・パスワードも、入力しません。
  • 携帯電話会社の対策サービスや、セキュリティソフトを使う。
  • ID・パスワードを使い回さない。
  • キャリア決済の限度額を、必要最小限にする。使わないなら、使わない設定にします。

困ったときの相談先

  • 消費者ホットライン「188」:最寄りの消費生活センターなどを、案内してくれる全国共通の番号です。
  • 警察相談専用電話「#9110」:最寄りの警察の相談窓口につながります。
  • 情報セキュリティ安心相談窓口(IPA)

まとめ:URLを押さない。押したら、何をしたかを確かめる

偽の不在通知のSMSは、URLを押さないのがいちばんの対策です。押してしまっても、何も入力・操作していなければ被害は出ません。アプリを入れたり、情報を入力したりしたときは、機内モード、アプリの削除、パスワードの変更を、順番に進めましょう。

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出典

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