★ 2026-11-01 情報漏洩

偽情報・誤情報にだまされない8つのチェック。拡散する前に確認を

偽情報・誤情報にだまされない8つのチェック。拡散する前に確認を

SNSで「助けてください」という投稿を見かけたら、あなたはどうしますか?あわてて拡散したり、通報したりしたくなりますよね。でも、その情報は本当に正しいでしょうか。

ネットには、人をだますためにわざと作られたウソの情報(偽情報)も、勘違いで広まった間違った情報(誤情報)もあります。この記事では、情報にだまされないための、8つのチェックポイントをまとめました。

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偽情報と誤情報って、どうちがう?

  • 偽情報: 人を混乱させ、惑わすために、意図的に作られたウソの情報
  • 誤情報: 勘違いや誤解で広まった、間違った情報

「フェイクニュース」という言葉もよく聞きますが、デマや陰謀論、ディープフェイクなど、いろいろな意味で使われ、定義がはっきりしていません。そこでこの記事では、「偽・誤情報」と書きます。

なぜ、だまされてしまうの?

偽・誤情報は、「誰かに教えたくなる」(まだ誰も知らない、意外性がある)、「気持ちに訴える」(願いや正義感に響く)という特徴が多く、共感され、拡散されやすいのが特徴です。

ある調査では、偽・誤情報に気づかなかった人は約75%、そのうち約20〜30%の人が、信じて拡散したという結果が出ています。拡散のスピードは、事実の約6倍ともいわれます。誰でも惑わされる可能性があり、「自分は大丈夫」と思う人ほど危ないのです。

惑わされると、どうなる?

偽・誤情報は、社会の混乱やトラブル、事件の原因になります。身近なところでは、投稿や拡散をきっかけに、罪に問われたり、損害賠償を求められたりすることもあります。

  • 2016年の熊本地震では、「動物園からライオンが逃げた」という偽の文章と写真が投稿され、動物園や警察に問い合わせが殺到。投稿した人は、偽計業務妨害の疑いで逮捕されました。
  • あおり運転による死亡事故で、起訴された被告が勤めていたというウソを書かれた会社には、非難や無言電話が相次ぎ、一時休業に。会社は投稿者や拡散した人を特定して訴え、損害賠償を命じる判決も出ました。

2024年の能登半島地震でも、救助を求める投稿などに混じって偽・誤情報が拡散し、救命・救助活動に支障が出ました。

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基本の4つのチェック

ネットで情報を見たら、まず次の4つを確認しましょう。

1. 情報源はある?

  • その情報は、いつ、どこから発信されたもの?信用できる?
  • 根拠となる情報は、今も存在している?消えていない?
  • 海外のニュースや論文が元なら、その元の情報を自分で確かめた?

2. 発信者は、その分野の専門家?

  • 専門知識や資格のある人が、責任を持って発信している?
  • 過去に偽・誤情報を発信して批判されていない?
  • 関連する情報や商品を売っていない?

3. ほかではどう言われている?

  • ほかの人やメディアは、どう言っている?
  • 反論している人や、誤りだと指摘しているメディアはない?

4. その画像は本物?

  • 迫力のある画像が付いているだけで、「本当」と判断していない?
  • 画像を検索すると、まったく同じ画像が出てこない?
  • 過去に撮られた、無関係の画像ではない?

国や自治体などの行政機関、専門機関、新聞やテレビなどの報道機関、ファクトチェック団体が出している情報も参考になります。確かめても真偽がわからないときは、安易に投稿・拡散しないことが大切です。

情報源・発信者・ほかの意見・画像を確認する基本の4つのチェック 情報源いつ・どこから? 発信者信用できる? ほかの意見別の情報と比べる 画像使い回しでないか総務省 | 一情多楽
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もう一歩ふみこむ、応用の4つのチェック

  • 「知り合いからの情報だから」で信じていない? 人は、親しい人から聞いた情報を信じやすく、これが拡散の一因になっています。少しでも「本当かな?」と思ったら、より慎重に。
  • 表やグラフも疑ってみた? 裏づけなく作られたものや、都合のいい数字だけを良く見せたものもあります。出典があるか、数字が正しいかを確認しましょう。
  • その情報を発信する動機は? 「目立ちたい」「デマが広がると愉快」「表示回数を稼いで儲けたい」など、動機があることも。「得をするのは誰?損をするのは誰?」と考えてみましょう。
  • ファクトチェックの結果は? ニュースや情報が事実に基づくかを調べて公表する活動です。迷ったときの参考になります。世の中の情報は「正しい」「間違い」の二択ではなく、一部だけ間違っていたり、今はわからなかったりするものも多くあります。

惑わされやすくなる理由もある

人は、信じたいものを信じる傾向があります(確証バイアス)。間違いだと指摘されたあとも信じ続けたり(誤情報持続効果)、何度も見ると正しく感じたり(真実錯覚効果)する心の動きも、拡散に影響すると考えられています。

また、注目を集めることが価値を持つ「アテンション・エコノミー」、関心に合わせて表示が偏る「フィルターバブル」、似た意見ばかりが集まる「エコーチェンバー」も、要因として挙げられています。さらに、AIを使えば誰でも本物そっくりの偽の動画(ディープフェイク)が作れるようになり、人の目で見抜くのは難しくなっています。

知り合いの情報・表やグラフ・動機・ファクトチェック応用の4つのチェック 知り合いの情報親しくても疑う 表やグラフ裏づけがあるか 動機だれが得をする? ファクトチェック確認サイトを使う総務省 | 一情多楽

まとめ

  • 偽情報は意図的なウソ、誤情報は勘違いで広まった間違い。誰でも惑わされる可能性がある
  • 基本の4つ(情報源・発信者・ほかの意見・画像)をまず確認する
  • 拡散しようと思ったら、いったん手を止めて「間違いかもしれない」と考える
  • 真偽がわからない情報は、投稿も拡散もしない

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出典

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