冬のお出かけ前に、天気予報で「雪」の文字を見つけたら、あなたはどうしていますか?大雪になると、車は立ち往生し、電車は止まり、歩く道も滑りやすくなります。
雪の予報を地図で確認できる「今後の雪」の使い方と、雪道を運転するとき、歩くときのポイントを、まとめました。雪の多い地域でない人も、ぜひ読んでおいてください。
お出かけ前に確認。「今後の雪」とは?
気象庁のウェブサイトにある「今後の雪」は、24時間前から現在までに、どの地域で、どれくらい雪が降って、積もっているか。そして、6時間先までに、どれくらい雪が予想されるかを、地図に示した情報です。
- 1時間ごとの「積雪の深さ」と「降雪量」を、6時間先まで予報します。
- 5キロ四方ごとの分布を、地図上に表示します。
- 1時間ごとに、最新の情報に更新されます。
道路や鉄道の地図に重ねて見られます。拡大すると、地名や道路も細かく表示されるので、出かける時間や、行き先までのルートを見直したり、予定を変えたりするのに役立ちます。大雪のおそれがあるときは、気象情報や警報・注意報も、あわせて確認しましょう。
そのほかの雪の情報
- 3日先までの降雪量の予想: 冬型の気圧配置で、日本海側の降雪が数日間続きそうなときなどに、地元の気象情報などで伝えられます。
- 顕著な大雪に関する気象情報: 山形県、福島県(会津地方)、新潟県、富山県、石川県、福井県、滋賀県、京都府、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県で、短時間に顕著な降雪があり、強い降雪が続くと見込まれるときに出ます。大規模な交通障害などのおそれがあるので、できるだけ外出を控えましょう。
大雪の予想なら、まず「外出をひかえる」
国土交通省は、大雪が予想される地域では、公共交通機関でも、大規模で長時間の遅延や運休が起こるおそれがあるとして、テレワークの活用なども含めて、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。外出が必要なときは、時間に余裕をもって行動しましょう。
車で出かけるなら
- 冬用タイヤを装着する
- チェーンの付け方を事前に確認して、車に積み、早めに装着する
- スコップや砂などの冬用の装備を積む
- 広い範囲で、高速道路と並行する国道が同時に通行止めになることがあります。遠回りや、ルートの見直しも考えましょう。
過去の大雪では、大型車の立ち往生が主な原因で、大きな影響が出ました。なによりも、大雪や猛吹雪が予想されるときは、運転を避けましょう。
雪道の運転、気をつけたい場所
- 交差点: 車が発進と停止を繰り返すため、路面が非常に滑りやすくなります。
- 橋の上: ほかが凍っていなくても、橋の上だけ凍結していることがあります。
- カーブ: 手前で十分に減速して、抜けるまで速度を一定に保ちます。
- トンネルの出入口: 日陰になって、局所的に凍結していることがあります。
- 坂道: 適切なギヤに、あらかじめシフトダウンして、アクセルを一定に。急ブレーキや急なシフトダウンは、スピンのもとです。下り坂では、エンジンブレーキを使います。
ブレーキは、ふだんより手前から、ソフトにじわっと踏みましょう。四輪駆動車やABS付きの車でも、過信は禁物です。吹雪のなかでは、ライトをつけて、スピードを落とし、車間距離を十分にとります。疲れたときや危険を感じたときは、路上では止まらず、道の駅やパーキングエリアで休みましょう。
車に積んでおきたい用具
- スタッドレスタイヤ、タイヤチェーン、ジャッキ、牽引用ロープ、工具、ブースターケーブル
- 長靴、作業用の衣類、軍手、毛布
- 滑り止め用の砂、除雪ブラシ、スノーヘルパー、スコップ
雪道を歩くときのポイント
冬は、豪雪地帯でなくても、雪や凍結が原因の転倒事故が、多く起きています。次の場所は、とくに滑りやすいので、気をつけましょう。
- 横断歩道の白線の上(乾いて見えても、薄い氷の膜ができていることがあります)
- 車の出入りがある歩道(駐車場やガソリンスタンドの出入口。タイヤで氷が磨かれ、非常に滑りやすくなります)
- バスやタクシーの乗り場(踏み固められて滑りやすく、歩道と車道の段差にも注意)
- 坂道(上りより、下るときのほうが危険です)
- ロードヒーティングの切れ目(雪や氷が残って段差ができます)
安全に歩く3つのコツ
- 歩幅を小さくして、そろそろと歩く(「ペンギン歩き」)
- 重心をやや前において、靴の裏全体を路面につける。靴底が滑りにくいものを選ぶ
- 両手をポケットから出して歩く。帽子や手袋もつける
屋根の雪や氷が落ちてくることもあります。とくに、暖かい日は要注意です。屋根にも目を配って歩きましょう。
関連記事
出典
- 政府広報オンライン「雪予報の確認に!気象庁『今後の雪』で6時間先までの雪の予報をチェック!」(2026年10月25日に確認)
- 国土交通省・気象庁「大雪に対する国土交通省緊急発表」(2026年1月19日)(2026年10月25日に確認)
