★ 2026-11-03 再エネ・蓄電池

太陽光パネルは環境にやさしい?使ったエネルギーを1〜3年で取り戻す

太陽光パネルは環境にやさしい?使ったエネルギーを1〜3年で取り戻す

太陽光パネルは、「地球にやさしい」と言われます。でも、パネルをつくるときや、運ぶとき、捨てるときにも、エネルギーは使われますよね。それでも、本当に環境にやさしいのでしょうか?

パネルがつくる電気の量の目安と合わせて、「使ったエネルギーを、何年で取り戻せるのか」を、見ていきましょう。

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つくるのに使ったエネルギーは、何年で取り戻せる?

太陽光パネルは、発電を始めてから、1〜3年程度で、ライフサイクル(つくる、運ぶ、使う、捨てるまで)で使うエネルギーを、取り戻せると言われています。そのあとも、自然のエネルギーで、電気をつくり続けます。

太陽光パネルのエネルギーペイバックタイムエネルキーを取り戻すまで 使うエネルギー原料・製造・設置・運搬・処理に使います 13年発電で、使ったエネルギーを取り戻す目安 そのあとも自然のエネルギーで発電を続けます | 一情多楽

「使ったエネルギー」には、何が含まれる?

  • 原料の採掘
  • パネルなど、設備の製造
  • 設置
  • 保守のための部品の製造
  • 使い終わったあとの処理
  • これらを運ぶためのエネルギー

このように、使ったエネルギーを、発電でつくった電気で取り戻すまでの期間を、「エネルギーペイバックタイム(EPT)」といいます。今後、発電の性能が上がっていくにつれて、この期間はさらに短くなると予想されています。

なお、パネルの廃棄やリサイクルについては、別の記事でまとめています。

1年間に、どのくらい発電するの?

夜は発電しませんし、雨の日は、晴れの日より発電量が減ります。そのため、1年(8,760時間)のうち、発電で使える時間の割合を表す「設備利用率」は、平均で14.1%です。

この数字を使って、全国の平均を計算すると、パネル1kWあたり、年間で約1,200kWhになります(8,760時間 × 14.1%)。ただし、地域、パネルの向き、傾き、日射量によって、発電量は変わるため、東京都の資料では、1kWあたり約1,000kWhとして計算しています。

年間の発電量の目安年間の発電量の目安 設備利用率14.1%1年のうち、発電に使える時間の割合(平均) 1 kW で約1,.000 k Wh東京都の資料での計算 4 kW で約4,000 k Wh年間の発電量電量の目安 | 一情多楽

4kWのパネルなら?

屋根に4kWのパネルをのせた場合、年間の発電量は、4,000kWh程度と期待できます。

  • 一般家庭の、平均の年間電力消費量は、4,492kWhとされています。
  • 4,000 ÷ 4,492 = 約89%。1年間に必要な電気の、9割近くをまかなえる計算です。

この計算は、パネルを真南に向けて、水平に対して30度傾けて設置した場合の例です。

家庭の電気をどれくらいまかなえるか家庭の電気、どれくらいまかなえる? 4 kW の発電量年間4,.000 k Wh 程度 平均の消費量年間4,492 k Wh 約89%4.000+4.492。9割近くをまかなえる計算 | 一情多楽

自分の家では、どのくらい?

個々の住宅で期待できる発電量は、屋根の向きや、周囲の建物の影の有無などで変わります。実際に検討するときは、販売店などに確認しましょう。

「元が取れる」「必ず得をする」といった言い方は、あてにしないで、条件や前提を、必ず確かめることが大切です。

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出典

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