パソコンやスマホの「更新してください」という通知、つい後回しにしていませんか?
この記事では、総務省「国民のためのサイバーセキュリティサイト」の「サポート切れソフトウェアを利用しないようにしよう」をもとに、ソフトを最新にしておく理由と、サポート期間の見落としやすいポイントをまとめました。
ソフトウェアの「脆弱性」って、なに?
パソコンやスマホは、ソフトウェア(プログラム)で動いています。OS(基本ソフト)やWebブラウザなどのアプリのほか、ネットワーク機器や家電の中で動く「ファームウェア」もソフトウェアの仲間です。
こうしたソフトには、製造時の欠陥(バグ)や、新しい攻撃方法に対する弱点(セキュリティホール)が見つかることがよくあります。これを「脆弱性(ぜいじゃくせい)」と呼びます。
脆弱性が残ったままだと、ほかの対策をがんばっても、不正アクセスなどのサイバー攻撃を防ぎきれません。

対策はシンプル。アップデートして最新に
メーカーなどから「修正プログラム」が提供されたら、速やかに適用(アップデート)して、ソフトを最新の状態に保ちましょう。
- パソコンやスマホでは、「ソフトウェアの更新が必要です」といった通知が表示されることが多いです。表示されたら、速やかに更新しましょう。
- 自動更新の機能があるなら、有効にしておくのもよい方法です。
- ネットワーク機器や家電、IoT機器など、更新の通知が出ない機器は、定期的にメーカーのサイトを確認するか、自動更新機能を有効にして、確実に更新できるようにしましょう。
スマート家電やカーナビも、実は「コンピュータ」です
近ごろは、ネットにつながるスマート家電やカーナビも増えてきました。これらもコンピュータが内蔵されていて、ソフトウェアで動いている点は、パソコンやスマホと同じです。
脆弱性を放置したままにすると、攻撃者に不正アクセスされるリスクが高まります。「家電だから大丈夫」とは思わないようにしたいですね。

「サポート期間」が終わったソフトに注意
更新プログラムの配布などのサポートは、一定の期間で終了するものがあります。サポート期間が切れたソフトは、脆弱性が見つかっても修正されない、というセキュリティ上の心配があります。
見落としやすいのは、ほかのシステムやアプリの中で使われているソフトです。気づかないうちにサポート期間が切れて、リスクを抱えてしまうことがあります。
- サポート期間は、ソフトの提供元があらかじめ公表しているものもあります。
- サポート終了の時期を事前に把握して、計画的に更新しましょう。
例:Windows 10とOffice 2016
多くの人が使ってきたMicrosoft社のOS「Windows 10」は、2025年10月14日に製品サポートが終了すると発表されていました。同社は、Windows 11への移行を強く推奨しています。
Officeアプリケーションも同じで、Office 2016の延長サポートが2025年10月14日で終了と発表されています。
使っているパソコンやソフトのサポート期限を、一度チェックしてみましょう。
家庭でできる対策の全体像は、家庭でできるサイバーセキュリティ対策まとめで、ご覧ください。
関連記事
- 安全なパスワードの作り方と管理のコツ
- セキュリティソフトは必要?総務省が示す、OS標準機能と市販ソフトの考え方
- 自宅のWi-Fiは安全?古いルーターと暗号化のチェック
- 古いパソコンやスマホを手放す前に。データを消して捨てる方法
出典
- 総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト「サポート切れソフトウェアを利用しないようにしよう」(2026年10月15日に確認)
