★ 2026-10-17 防災・備え

山火事を防ぐ6つのポイント。林野火災注意報・警報も解説

山火事を防ぐ6つのポイント。林野火災注意報・警報も解説(政府広報オンライン)

山火事(林野火災)と聞くと、「自然災害でしょ?」と思いがちですよね。でも、出火原因の多くは人的要因、つまり、人の不注意なのだそうです。

ということは、私たちの心がけで防げる、ということでもあります。記事(2026年4月3日掲載)をもとに、山火事を防ぐポイントを見ていきましょう。

山火事は、いつ・どうして起きるの?

林野火災は年間を通じて発生しますが、年明けから増え始め、特に2月から5月に多く発生する傾向があります。降水量が少なく、空気が乾燥して、強風が吹くという、火災が起きやすい気象条件が重なる時期だからです。令和2年(2020年)から令和6年(2024年)の全国の月別出火件数の平均では、出火件数の6割超が2月から5月に集中しています。この5年間の平均焼損面積は752ヘクタール、平均損害額は約3.2億円でした。

出火原因で多いのは、枯れた草や葉を焼く「たき火」や、害虫駆除などで草や木を広く焼く「火入れ」です。消火が不十分だったり、強風の中で火を扱ったりすることが原因になります。春先は、山菜採りやハイキングで入山者が増えるので、たばこなどの火の不始末にも注意が必要です。

山火事が多い時期と、主な原因

山火事を防ぐ6つのポイント

山火事は、ほんのわずかな油断でも起きます。屋外で火を扱うときは、次の6つに気をつけましょう。

  1. 乾燥・強風の日は火を使わない
  2. たき火や火入れは複数人で行う
  3. 火から目を離さない
  4. 消火用の水を準備する
  5. 使用後は完全に消火する
  6. たばこの投げ捨て、火遊びは絶対にしない
山火事を防ぐ6つのポイント

火入れや、庭のたき火で気をつけること

森林や、森林の周囲1キロメートルの範囲内で火入れをするときは、森林法により、市町村長の許可が必要です。許可を得ずに火入れをしたり、指示に従わなかったりすると、罰金が科される場合があります。

庭や敷地内での、日常生活上のたき火も同じです。「自分の敷地だから大丈夫」と思わず、天候に注意して、完全に消火したことを確認するまで、その場を離れないようにしましょう。

キャンプや登山などのアウトドアで火を扱うときも、周囲に燃えやすいものがないかを確認して、必ず消火用の水を準備し、火から目を離さないようにしてくださいね。

「林野火災注意報・警報」って、なに?

令和7年(2025年)2月に岩手県大船渡市で大規模な山火事が起きたことを受けて、市町村長による「林野火災注意報」「林野火災警報」の的確な発令などを通じた予防が進められています。令和8年(2026年)1月からは、全国の自治体で、火災予防条例に基づく運用が始まりました。

林野火災注意報と林野火災警報のちがい

林野火災警報が出ているときに、屋外で火を使うと、30万円以下の罰金または拘留が科される場合があります。このほか、たき火をするときは、消防への届出が必要です。注意報・警報の発令基準や、禁止される行為は、市町村によって異なる場合があります。お住まいの地域のルールを確認しましょう。

もし煙を見かけたら

万が一、山火事が起きたときや、山火事かもしれない煙を見かけたときは、すぐに119番に通報しましょう。

なお、山火事を起こしてしまった場合、重過失なら損害賠償責任を負う可能性があるほか、森林法などの罰則の対象になります。たとえば、不注意による失火は「50万円以下の罰金」(森林法第203条)です。

この記事の内容は、記事の掲載時点(2026年4月3日)のものです。最新の情報は、お住まいの市町村や消防のお知らせで確認してください。

関連記事

出典