SNSを見ていたら、「高額報酬」「簡単な作業」をうたう、あやしい投稿が目に入った。いわゆる「闇バイト」かもしれない。そんなとき、どうしたらいいのでしょう。
こうした違法・有害な情報を見つけたときの通報先が、「インターネット・ホットラインセンター(IHC)」です。匿名でも通報できます。この記事では、何を通報できるのか、通報のしかた、気をつけたいことを、やさしくまとめました。
「IHC」って、なに?
IHCは、インターネット上の違法・有害な情報について、利用者から通報を受けつける窓口です。通報を受けると、都道府県警察への通報や、サイトの管理者などへの削除の依頼を行います。
より多くの人に通報してもらえるよう、匿名での通報も受けつけています。通報したことが、そのサイトの管理者に知られることはありません。
通報できるのは、3種類の情報
通報を受けつけているのは、次の3種類です。
① 違法情報
インターネット上に流れること自体が、法令違反になる情報です。たとえば、次のようなものがあります。
- 犯罪を実行する人の募集(いわゆる「闇バイト」)
- 預貯金通帳や携帯電話を譲ってもらう、といった勧誘(口座の買取・売買など)
- フィッシング詐欺など、不正アクセスに関わる情報
- 規制薬物や危険ドラッグなどの広告
- 児童ポルノなどの、わいせつな動画・画像
- 違法なオンラインギャンブルなどへ誘う情報(2025年9月から対象に加わりました)
② 重要犯罪密接関連情報
拳銃などの譲渡、爆発物の製造、殺人や強盗、放火、誘拐といった犯罪を、直接はっきりと、請け負ったり、仲介したりする情報です。
③ 自殺誘引等情報
自殺を手伝うと持ちかけたり、一緒に自殺しませんか、と呼びかけたりする情報です。
通報のしかた
- IHCのウェブサイトで、「通報フォーム」を開きます。
- 違法・有害な情報が載っているページの、URLなどを入力します。
- 通報者の連絡先は、入力しなくてかまいません(任意です)。匿名で通報したいときは、空のままにします。
通報したあとに表示される「参照番号」を使うと、「通報結果を見る」から、どんな対応になったのかを、あとで確かめられます。
通報できないもの
通報の対象は、掲示板やウェブサイト、SNSで、不特定多数の人が見られる状態の情報です。メールや、SNSのダイレクトメッセージなど、特定の人しか見られない情報は、対象外です。
通報するときの注意
- 通報は、IHCのサイトの通報フォームだけで受けつけています。電話、FAX、メールでは、受けつけていません。
- 緊急のときは、110番です。殺人や爆破の予告、自殺の予告など、すぐに対応が必要な情報は、110番に通報しましょう。
通報された情報は、どうなる?
令和6年(2024年)に受理された通報は、約55万件でした。そのうち、約6万7,000件が違法情報、約2万1,000件が有害情報と判断されています。
違法情報のうち、約5%が、日本国内のサイト管理者などの管理するものでした。削除を依頼した結果、約9割が削除されました。重要犯罪密接関連情報は8割強、自殺誘引等情報は8割弱が、削除されています(通報の前や、削除依頼の前に削除されたものも含みます)。
こんな投稿は、通報の対象
- 闇バイトの募集と思われる投稿:「現金の受け取り」「現金の引き出し」の実行者を、高額な報酬で募集している投稿。
- 口座の買取や売買と思われる投稿:「口座買取」「口座売買」といった投稿。
「これは闇バイトかも?」「通帳の譲渡の勧誘では?」と感じたら、そのままにせず、通報しましょう。
まとめ:気になったら、通報を
ネットには、毎日、たくさんの情報が流れています。違法・有害な情報を見つけたときは、見て見ぬふりをせず、IHCの通報フォームから、通報しましょう。匿名でできて、通報したことは、サイトの管理者に知られません。緊急のときは、110番です。
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出典
- ネット上の違法・有害情報は「インターネット・ホットラインセンター」へ通報を!|政府広報オンライン(2026年10月20日に確認)
