パワコン(パワーコンディショナ)は、毎日、静かに働いている機器です。壊れるまで気づかないことも多いので、毎月の見回りで、何を見ればいいのかを、知っておきたいところです。
この記事では、保守点検のガイドラインにある、屋根設置・一般用のシステムのパワコンの点検項目から、毎月の見回りで確かめることと、専門の技術者が見ることを、やさしくまとめました。
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毎月1回程度の見回りで、見ること
ガイドラインでは、次の項目が、「毎月1回程度」の点検にあげられています。どれも、道具を使わず、目・耳・鼻で確かめるものです。
- 異常な音、におい。運転しているときに、いつもと違う音や振動、においがしないか。熱くなりすぎていないか。
- 表示部。発電の状況に異常がないか。エラーメッセージが出ていないか。異常を示すランプが、点灯・点滅していないか。
- 発電量。シミュレーションの値と比べて、著しく少なくないか。
- 通気。通気孔をふさいでいないか。換気のフィルタが目詰まりしていないか(目詰まりしていたら、取扱説明書に従って、定期的に掃除します)。
- 排水。屋根の排水路に、目詰まりや、決まった道以外の水たまりがないか。
蓄電池やUPSがある場合
蓄電装置がつながっている場合も、毎月、運転のときの異常な音、振動、においがないか、運転の履歴(充放電の履歴、異常の有無)を、取扱説明書に従って確かめます。
異常を見つけたら
- エラーの表示が出たり、運転が止まったりしたときは、表示部のランプや、ディスプレイの内容を、写真やメモで残して、販売店や、メーカーに連絡します。エラーの内容と、対策の方法は、パワコンのメーカーから、提供されます。
- 焦げたようなにおいがする、煙が出る、などの危険を感じるときは、近づかず、すぐに、販売店や施工店、メーカーに連絡します。
安全に関わる不具合は、ただちに、直すことが必要とされています。
専門の技術者が、4年に1回程度で見ること
毎月の見回りでは分からない、劣化や傷みを、専門の技術者が点検します。パワコンでは、次のような項目があります。
- 外箱の、さび、腐食、傷み、変形。固定のボルトに、緩みがないか。
- 配線と、配線を通す管の、傷みと固定。配線の引込口に、すき間がないか(小動物の侵入を防ぐため)。
- 屋外用は、防水処理(コーキングなど)に異常がなく、水の入った跡がないか。水抜き穴の処理がされているか。
- 外箱の中に、雨水、虫、小動物が入っていないか。部品が落ちていないか。
- まわりに、物が置かれていないか(まわりを空けておく距離の確保)。
- 避雷器、端子台、内部の機器の状態。
- 測定による確認。絶縁抵抗、接地抵抗、交流の電圧(AC101V±6V)など。
測定の作業は、専門の道具が必要です。所有者が行うものではありません。メーカーが、精密な点検や、消耗する部品の交換を決めているときは、それに従います。製品の寿命がきたときは、交換します。
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パワコンのまわり
パワコンのまわりには、通気や、熱を逃がすために、物を置かないようにします。燃えやすい物を、近くに置いてはいけません。置き場所の考え方は、太陽光パネルの掃除は必要?の記事にも書いています。
まとめ:音・におい・表示・発電量を、毎月、確かめる
パワコンの毎月の見回りは、音とにおい、表示部、通気孔、発電量です。異常を見つけたら、表示を写真に撮って、販売店やメーカーに連絡しましょう。専門の点検は、4年に1回程度が目安です。
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出典
- 太陽光発電システム保守点検ガイドライン(2019年12月改訂)|日本電機工業会・太陽光発電協会(2026年10月24日に確認)
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