★ 2026-10-27 製品の安全

飛行機に持ち込めないもの。モバイルバッテリーは機内のみ、160Wh以下・2個まで

飛行機に持ち込めないもの。モバイルバッテリーは機内のみ、160Wh以下・2個まで

旅行の準備をしていて、「このスプレー、飛行機に持っていける?」「モバイルバッテリーは、預けていいの?」と迷ったことはありませんか。出発の直前に、持ち込めないと分かると、あわててしまいます。

この記事では、飛行機に持ち込めないもの、持ち込めても条件があるものを、特に間違えやすいものを中心に、やさしくまとめました。旅の準備の段階で、確かめておきましょう。

危険物は持ち込めない、条件つきで持ち込めるものがある、国内線と国際線でルールが違う
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危険物は、持ち込めません

航空法では、爆発のおそれがあるもの、燃えやすいもの、有害な物質、凶器になりうるものなどの「危険物」は、飛行機の中への持ち込みが、禁止されています。

ただし、危険物の中には、数量の制限などの条件つきで、機内に持ち込める「機内持込み手荷物」や、カウンターに預ける「預け手荷物」にできるものがあります。国内線と国際線では、ルールが違います。事前に、利用する航空会社の案内も確かめましょう。

モバイルバッテリー:機内持込みだけ

リチウム電池を使ったモバイルバッテリーは、機内に持ち込めますが、預け手荷物にはできません。衝撃や傷で、熱を持って発火するおそれがあるためです。

機内持込みのみ、160Wh以下、1人2個まで、端子を保護、収納棚に入れない、機内で充電しない
  • 160Wh以下のものだけ持ち込めます(160Whを超えるものは持ち込み不可)。
  • 持ち込める数は、1人2個までです。
  • 端子が露出しているものは、絶縁テープを貼るか、袋やケースに入れて、1個ずつ保護します(ショートを防ぐため)。
  • 座席の上の収納棚には入れず、座席ポケットなど、手元で保管します。
  • 機内の電源から、モバイルバッテリーへの充電は禁止です。また、スマホなどの充電には、機内の電源を使い、モバイルバッテリーからの充電はしません。
  • 機内で、熱くなる、ふくらむ、煙が出る、火が出るなど、おかしいと感じたら、すぐに客室乗務員に知らせます。

Whの調べ方

Wh(ワット時定格量)の表示がない場合は、次の式で計算できます。

ワット時(Wh)= 定格容量(mAh)×定格電圧(V)÷ 1,000

製品によっては、表示がないこともあるので、メーカーに確認しておくと安心です。また、航空会社によって、取り扱いが違う場合があります。予備の電池(カメラのバッテリーなど)は、100Wh以下なら個数の制限がなく、100Whを超えて160Wh以下なら2個までです(100Whを超えるモバイルバッテリーと合わせて2個まで)。

モバイルバッテリーの事故の防ぎ方は、モバイルバッテリーの火災事故を防ぐ3つのポイントもご覧ください。

航空会社の案内は?

国内の主な航空会社は、2026年4月24日の搭乗分から、同じ内容を案内しています。決まりは3つです。

  • 持ち込めるのは、1人2個まで(160Wh以下)
  • 機内で、モバイルバッテリーへ充電しない
  • 機内で、モバイルバッテリーから他の機器へ充電しない

預け入れ手荷物に入れられないのは、これまでどおりです。

航空会社案内の書き方
ANA機内の電源からバッテリーへの充電は「禁止」。バッテリーから機器への充電は「お控えください」。端子のテープ保護か、ビニール袋での絶縁も案内
JALバッテリーへの充電も、バッテリーから機器への充電も「しないこと」
ピーチ座席のUSBポートからバッテリーへの充電も、バッテリーを使ったスマホ等への充電も「できません」
スカイマークバッテリーへの充電も、バッテリーから機器への充電も「しないこと」
ジェットスターバッテリーへの充電も、バッテリーから機器への充電も「しないこと」

言い方は会社ごとに少しちがいますが、することは同じです。機内では、モバイルバッテリーを充電に使いません。スマホは、搭乗前にしっかり充電しておくと安心です。

2027年1月以降は、国際的な規定の変更で、持ち込めるのが100Whまでに制限される可能性があります(JALの案内)。旅行の前に、最新の案内を確かめましょう。

外国の航空会社に乗るときは、その会社の指示に従います。国内の会社のルールと、ちがう場合があります。

ほかにも、注意したいもの

モバイルバッテリーは持込みのみ、ハサミ・カッターは預けのみ、コードレスヘアアイロンは条件つき、ライターは1人1個、液体は量の制限、加熱式弁当は不可
  • スマホ、パソコン、ワイヤレスイヤホン、電気シェーバー(リチウム電池内蔵):機内持込みも、預け入れもできます。預けるときは、電源を完全にオフにして(スリープモードは不可)、ケースや衣類で保護して、固いスーツケースに入れます。
  • コードレスのヘアアイロンなど:本体から電池を取り外せない、または熱を出す部分と電池を分離できない場合は、持ち込みも、預け入れも、できません。電源を切るだけ、ロックをかけるだけでは、認められません。
  • 電子タバコ:機内持込みのみで、預けられません。機内では、充電できません。
  • 化粧品などの液体:1容器あたり500ml(g)以下、1人あたり2L(kg)以下なら、機内持込みも、預け入れもできます。国際線で、100mlを超える液体を持ち込むときは、100ml以下の容器に入れ、容量1L以下の透明なジッパー付きの袋に入れる必要があります。
  • 喫煙用のライター・安全マッチ:機内持込みのみ、1人1個までです。充填用のガスやオイルは、持ち込みも、預け入れも、できません。
  • ハサミ・カッター:機内持込みは不可ですが、預けることはできます(先端がとがっていない、刃の長さ6cm以下のハサミは、持ち込めます)。
  • 加熱式のお弁当(発熱材つき):持ち込みも、預け入れも、できません。
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電動車いすを使っている人へ

電動車いすのバッテリーは、輸送中に、動き出したり、電解液が漏れたり、発火したりするおそれがあります。このため、電池の種類ごとに、輸送のルールが決められています。電動車いすで飛行機を利用するときは、事前に、車いすの仕様や電池の種類を確かめて、航空会社に確認しておきましょう。

保安検査で見つかったら?

空港の手荷物検査で、危険物が見つかった場合、ロッカーなどに預ける時間がないと、その場で手放すことになります。持ち込めるか迷うものがあるときは、空港のカウンターや保安検査場で、係員に申し出ましょう。危険物にあたるかどうか分からないときは、航空会社に確認します。

まとめ:迷ったら、先に確認

特に間違えやすいのは、モバイルバッテリーです。「機内持込みのみ、160Wh以下、1人2個まで」と覚えておきましょう。そのほかも、出発の前に、荷物を見直しておくと安心です。

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出典

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