★ 2026-10-24 情報漏洩

フィッシングの相談事例4つと、被害にあったときの動き方。ふだんの対策も

フィッシングの相談事例4つと、被害にあったときの動き方。ふだんの対策も

「銀行から重要なお知らせ」「宅配の不在通知」「アカウントをロックしました」。こんなメールやSMSが届いて、ドキッとしたことはありませんか。実在のサービスをかたって、偽のサイトに誘導するのが、フィッシングです。

この記事では、実際にあった4つの相談事例と、被害にあったときの動き方、ふだんの対策をまとめます。

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フィッシングって、どんな手口?

実在のサービスや企業をかたり、偽のメールやSMSで偽サイトに誘導して、IDやパスワードなどを盗んだり、マルウェアに感染させたりする手口です。盗まれると、アカウントを乗っ取られてお金を奪われたり、勝手に買い物をされたりします。マルウェアに感染すると、スマホの電話帳の情報が盗まれたり、自分のスマホがフィッシングSMSの発信源になってしまったりすることもあります。

偽サイトで入力を求められる情報には、こんなものがあります。

  • 金融機関の口座番号、クレジットカード番号、暗証番号(ワンタイムパスワード、乱数表の番号など)
  • 住所、氏名、電話番号、生年月日
  • メール、インターネットバンキング、SNSのIDやパスワード
  • 運転免許証、マイナンバーカード、乱数表などの画像

実際にあった4つの相談事例

フィッシングの相談事例4つ:銀行、カード会社、通販サイト、宅配業者をかたるメールやSMSフィッシングの相談事例4つ 銀行「重要なお知らせ」 カード会社偽のメール・SMS 通販サイト偽のメール・SMS 宅配業者不在通知など警察庁 | 一情多楽
事例届いたもの起きたこと
1ネット口座のある銀行から「重要なお知らせ」というメールURLにアクセスして口座番号や暗証番号を入力。その後、身に覚えのない多額の送金をされていた
2クレジットカード会社から「クレジットカード情報の確認」というSMSURLにアクセスしてカード情報を入力。後日、身に覚えのない支払いが見つかった
3大手通販サイトから「不正なログインが確認されたため、アカウントをロックしました。解除するには下記のURLから手続してください」というSMSあわててURLに接続し、IDとパスワードを入力してしまった
4宅配業者から「お荷物のお届けにあがりましたが、不在でしたので持ち帰りました」というSMSURLにアクセスして、荷物追跡のアプリをインストール。知らない間に、電話帳の電話番号へ大量のSMSが送られていた

文面は「あわてさせる」ものが多い

誘導の方法は、携帯電話会社、宅配業者、金融機関をかたるメールやSMSのほか、検索サイトの広告、企業の本物のメールアドレスになりすましたメール、官公庁を名乗るメールなど、さまざまです。文面は、「個人情報の漏えい」「不正アクセス検知」「取引の停止」など、切迫感をあおって、ログインさせようとするものが多く確認されています。

また、メールは、仕組み上、受信者に見える「送信元名称」や「送信元メールアドレス」を変えるのが簡単です。表示されている送信元だけでは、本物かどうか判断するのは難しく、スマホのメールアプリは、パソコンより表示項目が少ないこともあって、さらに見分けにくくなります。

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被害にあったら、この3つを

被害にあったら:会社に相談、パスワード変更、警察に通報・相談被害にあったら 会社に相談サービス提供会社へ パスワード変更同じものを使うサービスも警察に通報・相談被害届警察庁 | 一情多楽
  1. サービス提供会社に相談する:不正送金なら金融機関、クレジットカードの不正利用ならカード会社が、補償の制度や相談窓口を設けているところがあります。被害にあったサービスの会社に相談しましょう。不正送金については、全国銀行協会の「金融犯罪に遭った場合のご相談・連絡先」もあります。
  2. パスワードなどを変更する:ふだん使っているIDやパスワードを入力してしまったら、そのIDとパスワードを使っているすべてのサービスで、すぐに変更しましょう。
  3. 警察に通報・相談する:フィッシングサイトを見つけたら、URLを「フィッシング110番(インターネット・ホットラインセンター)」に通報します。被害にあったときは、最寄りの警察署か、サイバー事案に関する通報等のオンライン受付窓口に相談しましょう。

ふだんから、5つの対策を

  • リンクはクリックしない:メールやSMSのリンクは偽装できます。正規サイトに似たドメイン名の偽サイトも多く、見た目では判断できません。公式サイトをブックマークしておく、公式アプリを使うなどして、正しいサイトに接続しましょう。なお、金融機関が、IDやパスワードなどをメールやSMSで問い合わせることはありません。
  • パソコンやスマホを安全に保つ:OSやアプリのぜい弱性を悪用して、広告などから偽サイトに誘導されることもあります。アップデートをして、安全な状態にしておきましょう。
  • 携帯電話会社などのセキュリティ設定を使う:迷惑メッセージブロック機能などで、偽のメールやSMSが届きにくい設定にしましょう。
  • IDとパスワードの使い回しをしない:1つ盗まれると、銀行、SNS、通販など、すべてが乗っ取られるおそれがあります。サイトごとに別のものにして、覚えられなければ、パスワード管理アプリを使いましょう。
  • ワンタイムパスワードなどを使う:パスワードに加えて、メールやSMSで届くワンタイムパスワードが必要なサービスがあります。指紋や顔認証を組み合わせると、より安全です。

フィッシングの手口は日々変わります。最新の手口は、フィッシング対策協議会の「フィッシングに関するニュース」でも確認できます。

まとめ:「あわてて入力しない」が、いちばんの対策

「アカウントがロックされます」「不在でした」など、急がせる文面が届いたら、いったん深呼吸。リンクは開かず、公式サイトや公式アプリから確認しましょう。もし入力してしまったら、すぐに会社と警察に相談を。

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出典

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